福原愛さん離婚報道、中国のSNS世論が「おめでとう」のナゾ
ネガティブな日本とは対照的- 福原愛さんの離婚報道に対し、日本・台湾・中国のSNS世論で温度差
- 台湾での受け止め方は淡白で冷めており「興味がない」のコメントも
- 中国のファンが絶対的支持の背景。台湾選手との結婚が面白くなかった?
卓球元日本代表で銀メダリストの福原愛さん(32歳)が、台湾の卓球選手・江宏傑さん(32歳)との離婚を発表。3月に福原さんの不倫疑惑や江さんのモラハラ疑惑が浮上後、ようやく決着がついた。離婚のニュースは日本・中国・台湾でほぼ同じタイミングで報じられたが、各国のSNS世論をみると、受け止め方にはかなりの温度差がある。
日本での受け止めは、すでに多くの人が感じている通り“ややネガティブ”というところだろうか。2人の間で決着が着いた以上、周囲がとやかく言うことではないとはいえ、離婚に至るまでの経緯を考えると、福原愛さんへの好感度は少々傷ついたと思われる。
特に、30代以上の人たちにとっては愚直で懸命に卓球ラケットを振る“泣き虫愛ちゃん”のイメージが鮮明に残っているため、男女関係でのゴタゴタを起こしてしまう福原さんの姿は、残念に思った人も多いだろう。
台湾は淡白、中国は絶対支持
二人が結婚生活を送っていた台湾でのネットニュースやコメントは、日本よりも淡白な印象だ。
「ついに終わった! 江宏傑と福原愛が正式離婚」、「福原愛離婚 江宏傑は即座にプロフィールを更新」などの見出しでニュースを伝えており、ネット上の反応では「横浜の大谷翔平(※福原愛さんの不倫相手と見られていた男性)はどうなった?」「福原愛はそのうちAVに出るのかな」などの冷やかし混じりのコメントのほか「この2人の話には興味ない」という冷めたものもあった。
違いが鮮明なのは、中国。福原愛さんは離婚発表後、ファンに直接自分の言葉で語る場として中国のSNS「微博(ウェイボー)」を選択。中国語で次のように語った。
「いつも暖かく見守り励まし、パワーを与えてくれる中国のファンのみなさん、申し訳ありません…。私事に関する報道でみなさんにご面倒をお掛けしています。私は絶対にがんばります。どんな時も私の家族や友人たちを支えてくれて、本当にありがとう」
これには対し7月9日時点で、52万8000いいね!と3万3000件のコメントが殺到している。コメント内容は、福原さんへの絶対的な支持を示すものばかりだ。
美女が台湾のヒモ男と縁を切れておめでとう
謝罪の必要なんてない。謝罪についても日本と中国は違うと思う。あなたは何も悪いことをしていない
新生活のスタートおめでとう
これであの男は中古品のクズになったな
がんばってね。あなたにはあなたの仕事と人生がある。それでこそ福原愛だ
中国のファンは永遠に愛ちゃんが大好きだ
これには台湾メディアも「福原愛の離婚に中国人が狂喜する驚くべき理由」、「離婚声明を発表した福原愛、安らぎを求めてウェイボーを投稿」などの見出しで両地の違いを説明している。
中国では愛される要素しかない
福原さんは2005年、16歳で中国のプロチーム「遼寧本鋼」と契約。世界最高峰の卓球リーグ「中国卓球スーパーリーグ」にも参加した。福原愛さんは当時から流暢な中国語を話し、中国ファンの心を鷲掴み。日本・中国を行き来しながら、2012年のロンドン五輪では女子団体決勝で中国チームに敗北し、日本卓球史上初となる銀メダルを獲得。2016年のリオデジャネイロ五輪では、シングルス準決勝でやはり中国選手に敗北した。江傑宏さんとの結婚を発表したのは、この直後のことだった。
こうして見ると、中国の人々は福原さんが卓球選手として飛躍しピークを迎えるまでの約10年を、すべて見ていることになる。卓球女子の世界ランキングは現在、トップ10人のうちに7人を中国選手が占めており、卓球は中国の国技と言える。圧倒的な存在である中国選手を相手に果敢に戦い、最後は敗れてしまう福原愛さんの姿は、中国人から見れば愛すべきものだったに違いない。台湾人である江さんとの結婚は、素直に喜べない人も多かったはずだ。
台湾では結婚生活を送っていたとはいえ、すでに選手生活を終えて引退してからの話。一定の知名度はあっても、それほどの思い入れを台湾の人々が持てないのは、当然だろう。
アスリートの多くは、選手としての人生よりも、引退後の人生のほうが遥かに長い。色々あったけれど、福原愛さんが卓球界に残した功績は決して小さくない。不倫疑惑についてはどこかで釈明する必要があるかもしれないが、再び活躍して欲しいものである。
関連記事
編集部おすすめ
ランキング
- 24時間
- 週間
- 月間
ミツカン訴訟で元婿無念の一審敗訴、報道は“東スポだけ”大スポンサーの隠然たる存在感
ロシアの日本人63人“出禁リスト”、笑えるところと笑えないところ
ビットコインの生みの親、サトシ・ナカモトの正体がついに判明 !?
永守、孫、三木谷、柳井…カリスマ経営者と日本企業を悩ます「後継」問題
「停電綱渡りの日に…」朝日新聞の“間の悪い”脱原発社説に反発続出
100年前の機関銃がウクライナの最前線に… 時代が下っても変わらない「戦争の本質」とは
江東区長選が10倍おもしろくなるウラ事情…実は「2位争い」が重要なワケ
“ヒグマ変異型”朝日脳の迷走:新人記者逮捕、3つの謎と4つの疑問
東京都が高校生の医療費補助へ 子どもの医療費の地域格差
台湾情勢緊迫で注目必至!新型空母「福建」が新たな中国海軍を作る
ミツカン訴訟で元婿無念の一審敗訴、報道は“東スポだけ”大スポンサーの隠然たる存在感
陰謀論者が招き入れる「新しい戦前」、跋扈するマルクス・レーニン主義の亡霊
ミツカン父子引き離し事件、「子どもを連れ去った者勝ち」の日本は、子供の権利条約違反だ
娘婿を「種馬扱い」…ミツカン会長夫妻、父子引き離し事件訴訟で法廷尋問へ
ビットコインの生みの親、サトシ・ナカモトの正体がついに判明 !?
「どうする前原」新党結成、大河ドラマ風に読み解くと…
ミツカン会長訃報、自民党法務部会法制審先送り…親権問題でWの激震
安芸高田市長にヤッシーが喝!田中康夫氏「やり方が下手っぴ。頭でっかちな偏差値坊や」
江東区長選が10倍おもしろくなるウラ事情…実は「2位争い」が重要なワケ
ロシアの日本人63人“出禁リスト”、笑えるところと笑えないところ
ミツカン訴訟で元婿無念の一審敗訴、報道は“東スポだけ”大スポンサーの隠然たる存在感
ビットコインの生みの親、サトシ・ナカモトの正体がついに判明 !?
安芸高田市長にヤッシーが喝!田中康夫氏「やり方が下手っぴ。頭でっかちな偏差値坊や」
岸田首相、解散見送りでレームダックへの道、「Zの陰謀」は発動されたのか
陰謀論者が招き入れる「新しい戦前」、跋扈するマルクス・レーニン主義の亡霊
赤石千衣子氏は法制審委員に適格か?“ブライダルまさこ”の道義的責任は?
「#金井米穀店を守れ」がトレンド入り。「騒動の現場」吉祥寺の店舗を訪ねた
娘婿を「種馬扱い」…ミツカン会長夫妻、父子引き離し事件訴訟で法廷尋問へ
臨時特番ウェビナー企画「創価学会・池田大作名誉会⻑死去、政界地殻変動か」
維新・猪瀬氏「薬剤師の仕事、シフトすべき」、調剤の一部外部委託に厚労省の反応は?
特集アーカイブ
人気コメント記事ランキング
- 週間
- 月間