「一身上の都合」オリオンビール社長、謎の退任劇の背景

沖縄の自立を阻む酒税軽減措置をめぐる攻防 #1
批評ドットコム主宰/経済学博士
  • 沖縄の「オリオンビール」で早瀬京鋳社長が就任2年で謎の退任
  • 早瀬氏は経営改革を見せたが、背景に浮かぶ「酒税軽減措置」の問題とは
  • 酒税軽減措置は廃止論が優勢。早瀬氏と泡盛業界との間で思惑が対立か

沖縄を代表する企業であるオリオンビールは、2019年7月、社長に就任した早瀬京鋳(はやせ・けいじゅ)氏の体制下、県内シェアの拡大、県外への展開、さらには上場を目指す経営に舵を取り、次々斬新な経営戦略を打ちだしてきたが、就任2年で、旗振り役の早瀬氏が突如退任してしまった。その背景には一体何があるのだろうか?

Hajime NAKANO/flickr (CC BY 2.0)

沖縄特例の酒税軽減措置

オリオンビールといえば、ラベルを見ただけで、沖縄の眩しい日差しと柔らかな海風を思い出させる沖縄ブランドの代表格である。だが、このビールが、沖縄特例の酒税軽減措置によって生きながらえてきた企業であることはあまり知られていない。

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