東京オリンピック、ソフトボール圧勝で好発進。中止社説の朝日は朝刊で謎の言い訳

「五輪の光と影」ネットの反応
  • 東京オリンピックの競技が開始。ソフトボール日本代表が8-1で圧勝の好発進
  • ツイッターではトレンドに「ソフトボール」。ネット民も好意的な反応
  • 中止社説を掲げた朝日新聞は朝刊で「光も影も報じます」のコラム。微妙な反応

東京オリンピックの全競技の先陣を切って、ソフトボールの予選が21日朝、始まった。北京五輪から13年越しの連覇をめざす日本は開幕戦でオーストラリアと対戦。1-1の3回、内藤がセンターへ2ランを放って勝ち越し。4回に藤田の2ラン、5回には山本の2ランが飛び出すなど一発攻勢で、8-1の5回コールド勝ちを決めた。

この日、先発した上野は4回1/3を投げ1失点。試合後、「立ち上がり丁寧にいきすぎて、ボール先行で失点してしまったことが悔しかった」と反省しながらも、無事に大会開催を迎えたことに「いろんな思いもあっただけに、背負っているものをすべて受け止めることができて、逆に楽しめている」と語った。

開会式直前で楽曲担当のミュージシャンが辞任するなど不祥事続きで重苦しかったムードを、ソフトボール日本代表が圧勝で振り払った。試合直後のツイッターは「ソフトボール」「コールド勝ち」がそれぞれトレンド1、2位に。

日本選手団全体にとってもいい流れ!

やっぱりオリンピックは応援したいし、楽しい

上の人間はクソだが、選手だけは普通に頑張ってほしい。

と選手たちを応援するメッセージが目立った。

撮影:編集部

一方、オリンピックの中止を社説に掲げながら、スポンサーを降りずに炎上した朝日新聞はこの日の朝刊で、坂尻信義・ゼネラルエディター兼東京本社編集局長が「前例なき五輪、光も影も報じます」と題したコラムを掲載。

「選手や関係者たちは、延期が決まってからの1年4カ月間、不安や葛藤にさいなまれてきたはずです。今日から始まる競技では、選手たちが重ねてきた努力の成果を存分に発揮してほしいと心から願っています。」

などと当事者への配慮を示しながらも、

「いま、日本で五輪を開催する意義は、何でしょうか。」

「『開催』そのものが目的となった感すらあります。パンデミックのさなかに再延期や中止を選択しなかったことの是非は、問われ続けます。」

などと批判的なスタンスは堅持してみせた。ただ、「どっちつかず」な論調は言い訳がましさも拭いきれず、中止論者や朝日新聞に意見が近い人たちからも疑問を呈される格好になった。朝日新聞を先ごろ退社したジャーナリストの鮫島浩氏は

「客観中立を装った両論併記報道の典型だ。開催中止を求めた社説はどこへ行ったのか。」

元週刊朝日編集長の山口一臣氏も

「光も影も報じます」って、わざわざ宣言することかな。後ろめたさに対する言い訳のようで、なんか残念というか悲しいです。」

と指摘していた。

 

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