中川コージ氏語る:「安易な中国崩壊論」こそ日本を滅ぼす

インタビュー連載「目覚める獅子」はどこへ行く?#3
ライター・編集者

日本よりも格段とデジタル化を進め、アメリカと世界の覇権を競い合うまでになった「目覚める獅子」は今後、世界の政治と経済にどんな影響を及ぼすのか。気鋭の中国ウォッチャーとして注目される中川コージ氏に展望を聞く連載インタビューの最終回。締めくくりはリアリズム的な発想から、日本が希望的な観測に流されず、中国に対して正しい現状分析を行い、生き残るための勝ち筋を見出す意義を論じます。

ansonmiao / iStock

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日本にしかできない、対中戦略とは

――ここまで、中国の「デジタル人民元」を巡る世界戦略を伺ってきましたが、そもそも仮に「デジタル人民元」が当初国内でのみ使われるとしても、14億人が使うとなればそれなりの規模になる。試験データや問題の洗い出しなどもやりやすそうです。

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