甲子園優勝の智弁和歌山・中谷監督、ネットで“携帯電話事件”が話題に
中田翔選手の暴力問題も引き合いに全国高校野球選手権は29日、甲子園球場で決勝が行われ、智弁和歌山(和歌山)が9-2で智弁学園(奈良)との“兄弟校”対決を制し、21年ぶり3度目の優勝を決めた。智弁和歌山を率いたのは就任から3年となる中谷仁監督(42)。同校出身で、卒業後の1998年、阪神にドラフト1位で入団。楽天、巨人を経て2012年に引退後、少年野球の指導者などを経て母校に復帰し、大ベテランの高嶋仁前監督(75)からバトンタッチした。

そして、この日ネットでは、中谷監督のプロ時代の苦労を振り返る記事が注目を集めた。大会主催社でもある朝日新聞が試合直前に配信した「智弁和歌山監督は元プロ選手 失明の危機も…苦労の15年」。見出しにある「失明の危機」とは、プロ2年目の1999年5月、同僚投手が投げた携帯電話が左目に当たり、失明寸前になった“事件”のことだ。
主に中年以上の阪神ファンには比較的知られている話だが、初めて知る若い世代もいてショックを受けた人も。直近で、日本ハムの中田翔選手が暴行を理由に謹慎し、巨人に無償トレードされる問題があったばかりとあって、ヤフーニュースのコメント欄(ヤフコメ)やツイッターでは
今だったら中田翔以上に悪質な行為
そんなこともあったな。巨人中田の件よりも悪質な事案だったのに、そんなに問題視されなかった記憶。
などと比較して論じるコメントも目立った。
他方、中谷監督に携帯電話を投げつけ負傷させたとされる元選手の実名も続々と書き込まれた。この元選手は阪神でも一時主力で活躍し、のちに海外でもプレー。引退後は不祥事もあり、球界を離れている。“携帯電話事件”が起きた当時から、スポーツ紙など大手メディアで特定する報道はなかったにもかかわらず、なぜかこの元選手の名前がネット上で取り沙汰され続けてきた。この日も思い出した人たちから
今からでも告訴できないか
などと義憤に駆られる声も。一方で、
中谷さんが失明寸前のケガを負わされた話を初めて聞いた当時は、酷過ぎて涙が出た
たらればは禁句だけどアノ悲劇がなければまた違ったプロ人生があったのかなと思う。でも智辯和歌山で監督として日本一になって報われて良かったなと思う。
などと中谷監督の苦労を偲んだり、ねぎらう書き込みが多かった。スポーツ界の暴力や疑惑は度々問題になり、近年はコンプライアンス意識も進んできたとされる一方で、野球界は中田選手の事件発覚や移籍先の巨人がすぐに一軍に出場させた対応をめぐって議論を呼んだばかり。暴力根絶に向け、社会的に厳しい目が降り注がれている。
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