野外フェス「波物語」超密開催、Zeebraさん「誠に申し訳ありませんでした」

地元市長も抗議文送付へ

愛知県常滑市の県国際展示場で29日に開催された野外フェス「波物語 NAMIMONOGATARI 2021」で、会場の“超密”ぶりの動画や画像がネットで出回り、非難が噴出。出演したアーティストの一人、Zeebraさんがツイッターで30日朝、謝罪する一幕があった。

Zeebraさん(Sry85/Wikimedia CC BY 3.0)

愛知県の新規感染者数は今月18日以後、4ケタに達し、27日の発表分は過去最多の2347人にまで激増したばかり。29日は1385人にまで減少したものの、依然として高い数値で推移しており、医療逼迫を引き起こしている。

主催者側の公式ツイッターでは、感染予防対策の徹底をうたい、イベント2日前の27日には、出演アーティストのタイムテーブルの発表に際して、「当日は至る所で密になる可能性が高くなる為、ご覧になりたい出演者の出演時間をよくご確認の上、ご来場くださる事をお願い申し上げます」と述べていたが、会場の過密な様子がネットに伝わるとツイッターなどで非難の声が巻き起こった。

Zeebraさんは

「昨日のNAMIMONOGATARI、県のルールに則ってると聞いていたので出演しましたが、開けてみたら危険な状況でした。会場に向かう最中SNSで会場の写真を見て、すぐにスタッフに連絡をし、司会からマスクの着用を徹底させる様に伝えました。」

と経緯を釈明した上で、

「自分の事務所スタッフは消毒液を配布しながら会場を回り、自分のステージでも注意を促しましたが、そもそも出演すべきでは無かったという意見もごもっともだと思います。

「国民の皆さんに多大なご心配とご迷惑をお掛けした事、ヒップホップシーンを牽引する立場として責任を感じてます。誠に申し訳ありませんでした。

などと全面的に謝罪した。

一方、地元・常滑市の伊藤辰矢市長もこの日朝、ツイッターを更新。

昨日開催されたnamimonogatariについて、本日から始まりました市議会定例会の冒頭のあいさつで述べさせていただきました。本日付で主催者に対して抗議文を送付いたします。

と投稿し、抗議する意向を明らかにした。

 

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