河野太郎氏、タクシー料金の規制改革を報告

「ソフトメーター」「ダイナミックプライシング」導入

自民党の河野太郎広報本部長は27日朝、ブログを更新、菅政権の規制改革担当相として手掛けたタクシー料金の規制改革の進ちょくを報告した。

日本のタクシーは国交省の定めたルールに基づく料金体系を採ることで、アメリカのように運転手へのチップ制がない分、ぼったくりによるトラブルも基本的にないなど、料金明朗で利用者は安心に使うことが可能だ。一方で国が料金設定することで硬直的な一面もあり、近年では2017年に東京23区など都心部の初乗り料金を730円から470円に値下げ、「ちょい乗り」需要を狙うなど、価格をめぐる規制緩和の動きが進んでいる。

河野氏はこの日、ブログで国交省関連の規制改革を報告した中で、「タクシーの利便性向上のための規制改革」として2つの取り組みを挙げた。

一つは「ソフトメーターの導入」。これはタクシーメーターを従来のタイヤの回転数から、GPSで距離を算出する方式に切り替えるものだ。乗車アプリによる先行実験を終え、今月24日から新制度をスタートさせた。今後は個人タクシーを含めた事業者単位での切り替えも認めることになり、「正確性を担保するための基本性能や誤差レベルをJIS基準で定める手続きに移行しています。来年の夏から流し営業にソフトメーターを使えるようになる予定です」と説明した。

もう一つは「ダイナミックプライシング(事前確定型変動運賃)の導入」。これまでの料金体系は、需要増に反映するのは深夜割増くらいだったが、天候や気温、時間帯などによる需給状況の変化に応じた弾力的な運用にすることを認める。日本国内で配車アプリを展開するウーバージャパンなどが以前から導入を要望していた。河野氏は「利用者のニーズや事業への影響など、運用上の課題を抽出するために今年10月から年内一杯、実証実験をしています」と進ちょくを伝え、「年明けから実証実験の結果をとりまとめ、来年夏頃までに制度を作り込みます」との見通しを示した。

このほか、運輸支局における印紙の見直しや、自動運転に関する規制改革などの取り組みも挙げた。

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