「敵を知り、己を知る」経済安全保障の要諦とは

連載『対中国 輸出管理のプロに聞く経済安保』#3(最終回)
ライター・編集者
  • 連載最終回は、日本の経済安全保障で見落とされがちな課題について
  • 技術が規制の先を行く実態。技術の流出が生み出す脅威
  • 中国市場を席巻し、中国企業の追随を許さない「攻めの発想」も重要

長年にわたり中国のデュアルユース(軍民両用)技術等に関する研究・情報収集を行ってきた風間武彦さん(株式会社 産政総合研究機構代表)に、中国側の技術レベルや社会の仕組み、あるいは「軍民融合」などの国家戦略を聞くインタビューシリーズ。最終回は、経済安全保障における技術そのものの管理の重要性や、日本側に足りない「攻めの発想」について解説します。

fotoVoyager / iStock

経済安全保障の「盲点」とは

――「経済安全保障」を機能させるには、自国の技術はもちろん、相手の技術力に対する理解も必要ですね。やみくもに規制をかけても自国の産業をつぶすことになりかねません。

【風間】何をどこまで、どの程度規制するかは、丁寧な議論と腑分けが必要だと思います。

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