菅前首相、ライドシェアに意欲で「我らのガースー!」絶賛の嵐

「移動難民」解消へ高まる機運

欧米と異なり、日本が長らく認めていないライドシェアについて、菅前首相が19日、長野市内の講演で意欲を示したことでSNSではライドシェア推進派から歓迎の声が続出した。

ライドシェア解禁に意欲を見せた菅氏(編集部撮影)

菅氏はこの日、地方創生をテーマに長野青年会議所が企画した講演会に登壇。「ライドシェアに肯定的か」と尋ねられる場面があり、菅氏は「私は今そう思っています。これはいろんな、党内にも意見があるんですけども、これだけ人手不足になってきたら、そうした方向も必要かなという風に思います」との認識を示した。

菅氏が言う党内の「いろんな意見」は、タクシー業界の“族議員”に当たるタクシー・ハイヤー議員連盟などの反対意見を念頭に置いたとみられるが、コロナ以後の深刻な人手不足で「タクシーがつかまらない」との不満が相次いでおり、ライドシェアの解禁を求める声が強まっていた。役所の前例主義と縦割りを打ち破り、規制改革に数々の手腕を見せてきた菅氏が意欲を示したことで、解禁への機運が一層高まりそうだ。

報道を受け、X(旧ツイッター)では菅氏を支持する人たちの期待が爆発。元ZOZO執行役員で、オンラインサロン「田端大学」塾長の田端信太郎氏は「さすが!!!菅さん!!!!良いぞ良いぞおおおお!」と絶賛の雄叫び。

数々のベストセラーを手がける幻冬舎の編集者、箕輪厚介氏は「我らのガースー!一番いいよガースーが!」と菅氏に賛辞を送った。

岸田政権の「新しい資本主義」に関する有識者会議のメンバーで、今年3月にライドシェア解禁を提言したZホールディングス(ZHD)の川邊健太郎会長もすかさず反応。「安倍政権時の官房長官がインバウンド拡大路線を作られたのですから、その責任感から移動難民問題に着手される決意をされたのかと思います」との見方を示し、「私はさんのこの思いを支持、応援致します!」と両手をあげて歓迎した。

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