立民・枝野代表辞任なのに「#枝野辞めるな」とツイートするってどんな人たち?

「踏ん張り時でしょ」「共闘路線は間違ってない」などなど...

立憲民主党の枝野幸男代表は2日昼、衆院選で議席を減らしたことについて「ひとえに私の力不足ということで、心からお詫びを申し上げる次第でございます」と陳謝した上で、「新しい代表のもと、新しい体制を整え、来年の参議院選挙や次の政権選択選挙に向かっていかなければならないということを決断した」と述べ、敗北の責任を取り辞任する意向を示した。

1日、記者団の取材に応じる枝野氏(立憲民主党サイトより)

「枝野代表辞任」のニュースは瞬く間にネットで反響を呼んだ。ヤフーニュースのコメントランキングでは1時間と経たずに1位に浮上。

「選挙野合に政権ビジョンなし、これでよく「政権交代」の夢を見られたものです。」

「この辞意は当然ですね。今回の立憲の敗戦の最大の原因は無理に枝野代表及び福山幹事長が、共産党との選挙協力にありますね。」

などと、共産党などとの「野党共闘」が失敗したとして当然という意見が並んだ。

さらに2017年の結党以来、代表選を行ってこなかった経緯について

「党首選も行わないで何年も居座っていたのがおかしな話で、党内民主主義が機能してないですよね。」

と厳しく論じる人もいた。

これに対し、ツイッターでは、枝野氏の辞任に反対する人たちがハッシュタグ「#枝野辞めるな」を作ってトレンド入り。

小説家で法政大学教授の中沢けい氏は

「「枝野、寝ろ!」 「枝野、立て!」 「枝野、辞めるな!」 ← 今ここ。」と指摘した上で

「こんなに声援があがる地味な政治家って珍しいよ。慎重で地道。昭和中期昭和後期平成の硬直化した政治構造に穴をあける仕事をしているだものね。」

などと枝野氏の辞任を惜しみながら、この後の投稿で上記ハッシュタグをつけて再投稿した。

早稲田大学の教員という男性は

「東京8区の吉田はるみさん擁立・一本化も、別のトップダウン一本化に対する地域からの猛烈な抗議と、枝野さんのそれを受け止める姿勢があったからこそ実現できたんだぞ。石原に圧勝したんだぞ。まるでわかってないのか。その現実を。」

と一部の選挙区で成果を上げたことを強調。さらには

「これから自公維と対峙しなければならない局面で枝野さんを下ろして野党共闘路線を変更しても相手を利するだけだと思う。ここで枝野下ろせとか胆力無さすぎる。踏ん張り時でしょ。」

「市民と野党の共闘路線は間違ってないと思います。より深く、より広くしていけばいいだけ。」

などと、さらなる「突撃」を要望する人たちもいた。

こうした「枝野擁護派」に対し、左派野党に厳しい人たちがこのハッシュタグを逆手に取る形で

「枝野辞めんな。引き続き自民党の最大サポーターとして頑張ってよ。」

と皮肉気味に論じる人もいた。

 

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