JR東日本「減便」撤回騒動 〜 満員電車の混乱でネットも悲鳴

リモートの進まない日本社会への指摘も
  • JR東日本が大型連休の合間に減便した結果、通勤電車が満員に
  • ネットでも悲鳴続出。7日からは通常通りのダイヤで運行へ
  • 減便への疑問やリモートの難しさを指摘するツイートも
mizoula /iStock

JR東日本は5月6日、大型連休の合間の平日に実施していた減便を取りやめ、7日は通常の平日ダイヤで運行すると発表した(プレスリリース)。

国土交通省と東京都などから緊急事態宣言に基づく要請を受け、JR東日本では4月30日と5月6日、山手線や中央線など首都圏の7路線で、朝の通勤時間帯の運行本数を8割程度に削減した。

だが、鉄道利用者の数が連休前と比べて減らず、車内が混雑。乗車率は一時180%を超えた。ツイッターでは「満員電車」がトレンド入りし、通勤利用者たちの嘆き節が次々とツイートされた

GW明け初登校。本当に緊急事態宣言出てるんですかってぐらいの床にかかとがつかない満員電車で朝からストレス

減便・激混みで、これは病気になるわ。こんなの思いついたの誰だ

減便によって三密状態を生み出したことについて、ジャーナリストや政治家からも批判が相次いだ。

一方、リモートを呼び掛けても、なかなか進まない日本社会の現状を指摘する声も目立った。

大井町駅。間引き運転で、前の電車に乗れない人が待っているっておかしい。リモートできない職種だってあるだろう。社会がそんな単純な仕組みでまわっていると思っているのだろうか。

妹の会社のようにリモートワークできるのに頑なにしない会社が多いからしゃーない

「満員電車よりはるかにリスクが少ない映画館や劇場がなぜダメなのか」という疑問を呈するツイートもあった。

人々の我慢が限界に達し、“お願い”や“呼び掛け”の効果が薄れつつあるが、小池百合子都知事は6日、緊急事態宣言について「解除できる状況にはない。期限の延長が必要だ」と発言。宣言の延長を求めている。

(参照記事)

 

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