SAKISIRU「共同親権」訴訟結審へ大詰め、9か月ぶりのリアル法廷で審理

【ご報告】東京地裁16日15時から

ニュースサイト「SAKISIRU」で掲載した共同親権の関連記事で名誉を傷つけられたとして、フランス人男性と親権を争った妻の日本人女性が、運営会社のソーシャルラボ(新田哲史代表)と執筆者のノンフィクションライター西牟田靖氏を相手取り、330万円の損害賠償や記事の削除を求めた訴訟(東京地裁=中井彩子裁判官)が大詰めを迎えている。

東京・霞が関の裁判所庁舎(hiroponphoto /PhotoAC)

昨年5月に第1回の口頭弁論を開いた後は、2月2日まで計6回に渡りオンラインで補充の証拠提出や争点整理などを行ってきたが、16日午後3時から東京地裁516号法廷で審理を行う。双方から新たな証拠申請がない場合は、このまま結審し、今春にも判決の見通しだ。

なお、2日の争点整理で、原告側は提訴後にSAKISIRU側が掲載した訴訟関連の報道記事についても誹謗中傷だと主張。SAKISIRU側を改めて批判する原告本人の陳述書を提出した。

「判決予断許さず、ぜひ傍聴を」当社代表

ソーシャルラボ社代表のコメントは以下の通り。

「昨年の提訴発覚以来、多くの愛読者に物心両面で応援いただき、ここまで戦うことができました。ここにきて今国会で共同親権導入の民法改正案がその中身の妥当性は置いても提出される見通しで、共同親権の問題が社会的に大きな山場を迎える中での一審判決を迎えることになりそうです。

正直なところ、裁判の行方に関しては全く予断を許さない情勢です。16日の法廷の模様は改めてSAKISIRUでも報じる予定ですが、今回は9か月ぶりに『リアル法廷』で行いますのでどなたでも傍聴が可能です。この問題に関心のある皆さま、もしお時間が許せば現地で見届けてくださるようにお願いいたします。閉廷後、短い時間ではございますが、私からご支援への御礼を述べるとともに、代理人弁護士から本訴訟の概要やポイントについて説明させていただければと思います。

なお、司法記者クラブ加盟社の大手メディアをはじめとする報道関係者の皆さまにおかれましても、実は今回の判決の結果によっては皆さまにも他人事でなくなりつつあります。判決の中身次第では、ただでさえ難しくなっている共同親権を巡る訴訟が今後不可能になる恐れもあります。当日は長時間の取材対応は難しいですが、お時間の許す限り、後日の取材を見据えた名刺交換、簡単なレクチャーは可能ですので、これを機会においでくださると幸いです。

2024年2月15日 株式会社ソーシャルラボ代表取締役 新田哲史」

 

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