レオス藤野英人会長の投稿が大反響、「地方を歩くことの価値は非常に高い」その真意は?

「面白い人生をデザインする方法は...」
藤野氏(レオス・キャピタルワークスHPより)

投資会社レオス・キャピタルワークスの藤野英人会長が、「地方の人は驚くべきほど『地方』を知らない」と独特の表現で、地方で活躍するリーダー人材に対し競合相手の地方をどんどん旅をするようにFacebookで呼びかけ、その理由が反響を呼んでいる。

藤野氏は12日の投稿で「私は仕事やプライベートで日本の様々な地域や地方に行くことが多い。様々な地域のリーダーや観光資源で頑張っている人たちと会うことが多い。で、いつも思うのは、本当に地方のことをまるで知らないことだ」と切り出した。

その真意について「地域で頑張っている人たちはたまに東京に視察に行くこともあるが、ほとんど他の地方に行くことは少ない」と指摘、「東北の人で九州に旅行をしている人は非常に少ない。逆も真なりだ。和歌山の人は九州も東北も行ったことがないひとは多いだろう」と具体的なイメージを示しながら、「お客さんを集めているところの地域は地域間のリーダーの交流が緊密だ」と主張した。

そして出身地の富山県でも地域のリーダーに対し、よその先進事例を参考にするべく旅をするように勧め「地方を歩くことの価値は非常に高い」と推奨した。

その上で藤野氏は「そもそも経済的に成功をしている人はだいたい移動距離が大きい」と述べ、そうした人たちが若い頃から積極的に各地を見て回ることで「比較対象する材料が多いほどアイデアが出やすいのだろう」と推察。

「別にスタートアップでIPOするんだと息巻かなくても、面白い人生をデザインする方法は山のようにある。そのためには、人の観察と落差の発見が大事だ。その非常に手っ取り早い方法は居場所を変えることであり、旅であったりする」などと持論を語った。投稿は2日で2500を超える「いいね」を集め、500以上シェアされるなどの反響を呼んだ。

藤野氏は早稲田大学卒業後、国内外の投資会社で投資責任者を歴任。2003年に現在の会社を創業、著書や雑誌の連載も多数手がけ、経済番組にも出演するなど人気ファンドマネジャーとして知られる。

 

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