岸田首相の「新しい資本主義」よりTSMCの「正しい資本主義」

長期停滞を打破するヒント
報道アナリスト/株式会社ソーシャルラボ代表取締役
  • 岸田首相が経済界にお願いだけではできないデフレ脱却と賃上げ
  • 掛け声頼みの「新しい資本主義」より「正しい資本主義」が必要
  • 熊本で始まった「正しい資本主義」の動きとは?

昨晩のツイッター・スペースで緊急開催した企画は500人を超える盛況だった。本来の主題が「東京新聞の偏向報道」のはずが、リスナーの質問を機に政界話に大きく脱線。岸田首相は意外に仕事をしている件も言及したアーカイブはこちら。確かに安倍政権時代でもできなかった防衛3文書、原発再稼働など意外にやることはやっているが、その中身の妥当性はまた別の問題だ。

官邸サイト

取り立てて経済政策通だったわけではないのに、総裁選を機に「新しい資本主義」を看板に唐突に掲げたと思ったら、その中身は政権を発足させてから有識者を集めてから考える、という流れにズッコケた人も多い。小泉政権を名指してまで新自由主義を毛嫌いし、財界首脳陣との会談でも賃上げを要請しているが、実質賃金は下がり続けている。

結局は経済の構造自体をしっかり転換せねば真の力強いデフレ脱却などできないわけだ。しかし日本の政財界を尻目に局所的に「正しい資本主義」を実践している地域がある。

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報道アナリスト/株式会社ソーシャルラボ代表取締役

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