衆院東京23区、子どもの転入超過が全国2位の街で、“こども大臣”が因縁5度目のサバイバルマッチ

維新が参戦?それとも「ウルトラC」?
報道アナリスト/株式会社ソーシャルラボ代表取締役
  • 衆院選展望、今回はこども家庭庁で話題の小倉こども相の東京23区
  • ネットで散々な評判のこども家庭庁だが、小倉氏が過去4連勝
  • 立民・伊藤氏と因縁の対決の行方、典型的なスイングステートで維新は?

衆議院の東京23区は前回、共に現職の自民・小倉將信氏と立民・伊藤俊輔氏が激突。2人の戦いはこの時が4度目で一騎打ちは初めてとなったが、小倉氏が得票率2%差の激戦を制して4連勝を決めた。

前回選挙まで町田市(人口43万)と多摩市(同14万)をエリアとしていたが、新しい選挙区割りで多摩市は新設の30区に編入。人口がより多く、ベッドタウンとして流動性の高い町田市のみになったことで、2人の戦いを取り巻く前提条件が相応に変わる。

小倉將信(左)と伊藤俊輔氏

こども家庭庁で話題の小倉氏

小倉氏といえば、昨年8月の岸田内閣改造で少子化担当相として初入閣。今年4月に発足した、こども家庭庁の初代担当大臣(こども相)として全国的な知名度も上がりつつあるが、ネットではこども家庭庁の評判がすこぶるいいとは言えない。5兆円近くも予算を割り当てられたものの、先日はJリーグとの間で、子連れ客を優先する取り組みでコラボを発表すると、ツイッターで「予算約5兆円もらってコレ?」などと減税派などから不評を買った。

Jリーグのコラボについては予算投下はないものだったが、騒ぎに便乗したひろゆき氏に「子供が居ない小倉将信こども政策大臣の考える『子育て支援策』」「やる気のある無能の圧倒的な『それじゃない感』」と突っ込まれる一幕も。2度の離婚や、一部で報じられた親族絡みの離婚理由について言及され、小倉氏がひろゆき氏に「事実と異なる発信を私人を標的に行うのは、止めて頂けないでしょうか」と反論する異例の一幕もあった。

小倉氏にとって西村氏の中傷は“災難”だったが、選挙区事情からすると、こども相として脚光を浴びることは悪いことばかりではない。

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報道アナリスト/株式会社ソーシャルラボ代表取締役

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