「10月22日総選挙」説の意外な火元、岸田首相「対維新」で損切り勝算あるのか?

【独自取材】党内の「地盤沈下」鮮明は...
報道アナリスト/株式会社ソーシャルラボ代表取締役
  • 立民・泉代表が言及した「10月22日総選挙」説、その火元は?
  • 岸田首相、麻生副総裁、茂木幹事長の3トップ会談に現れた重要人物
  • 維新の浸透に対し、首相の選挙戦略は?鮮明になったあの派閥の地盤沈下

「岸田文雄首相は自民党内にライバルがおらず、黙っていても来年9月の党総裁選で再選する。その前に衆院を解散しても何のプラスもない」。立憲民主党の小沢一郎衆院議員が27日のBS朝日の番組でこう発言した。議員在職半世紀を超える大ベテランならずとも、衆院の解散総選挙はすっかり遠のいたように世間では思われがちだ。

10月選挙の可能性に言及した泉氏(立民YouTubeより)

これに対し、同党の泉代表は29日の党会合で「10月22日(投開票)はあるかもしれない」と発言。その唐突ぶりにSNSの政治ウォッチャーの間では失笑の渦ができ、ここのところ泉氏を揺さぶるような発言をしている小沢氏の動きも念頭に「党内の引き締めを図ったのではないか」(首相周辺)との見方も出て、筆者も一時同意したのだが、その後の取材で火のないところに煙は立たないことを思い知らされた。“火元”はまさに岸田首相の眼前にあったのだ。

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