政府の少子化対策財源確保、つるの剛士さん「一時的な再分配支援よりも…」

加藤こども相発言にネット民の渦巻く疑念

内閣再改造で初入閣した加藤鮎子こども政策担当相が19日の記者会見で、少子化対策の財源確保について述べた発言について、SNSでは憶測が広がった。

記者会見する加藤氏(19日、こども家庭庁YouTube)

岸田政権が6月に閣議決定した子ども未来戦略方針は、今後3年間の少子化対策にに毎年3兆5000億円を投入する方針を示しているが、財源の議論は年末に先送りされている。

この日の会見で、共同通信の記者が「財源確保への対応やお考えを教えてください」とただしたのに対し、加藤氏は、子ども未来戦略方針ですでに示した内容を改めて説明。

まずは歳出改革の取り組みを徹底する。そして既定予算の最大限の活用等による財源の確保を取り組む」と述べた上で「企業を含めた社会経済の参加者全員が連帯をして公平な立場で広く負担をしていく新たな枠組みとして支援金制度を、これ仮称ではあるが、構築していく」などと述べた。

岸田首相はこれまで「国民の実質的な追加負担は生じさせない」と強調し、加藤氏のこの日の発言でも新たな展開はなかったが、政府内で社会保険料の上乗せなどが検討されているとの報道もあり、ネット民は加藤氏の発言の裏を読もうとピリピリモード。

SNS「X」では、発言を報じた産経新聞の記事のポストに「『財源確保』って、また増税か?」と警戒する人や、「まず給与が上がるようにしてください」「財源ないなら国債で」「減税で手取りを増やして」などの意見が噴出した。

タレントのつるの剛士さんはXで「取って配るなら初めから取らなければいいのでは、、と異次元的な発想ではなくシンプルに思う」と述べた上で、「子育て世帯への一時的な再分配支援よりも、回収(税/税率)を継続的に減らす…など、子育て世代、これから家庭をもちたいと考える若者世代が未来に希望を持てる政策を期待します」とコメントしていた。

つるのさんは音楽や俳優などで活躍する一方、プライベートでは2男3女の父親。2018年には著書『バカだけど日本のこと考えてみました』(KKベストセラーズ)を上梓し、政治や社会、メディアについて独自の視点から想いを綴るなど“社会派”の一面も見せている。

 

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