“ポスト望月衣塑子”?東京新聞・女性記者の「孤独死」記事が大炎上したワケ

「メダルラッシュ」との強引な結びつけ
2021年08月04日 06:00

東京新聞が電子版で2日夕方に配信した老夫婦の孤独死をめぐる記事が、無関係のオリンピックと強引に結びつけた書き方をしたため、翌3日にかけてネット上で猛批判にさらされる騒ぎがあった。執筆した社会部の女性記者は、炎上でおなじみ(?)の望月衣塑子記者ではなかったが、この女性記者もSNSのある行為が特定されて火に油を注ぐ格好に。一体何があったのか…。

問題となった東京新聞の記事(8/2 サイトより)

ネットで問題視されたのは「五輪、日本のメダルラッシュの陰で…80代夫婦が孤独死か、東京・板橋のマンション」の記事だ。板橋区内の団地の一室で、80代の夫婦が人知れず亡くなっていたことを伝えた。夫婦はがんも患っていたといい、エアコンやテレビはつけっぱなしで、死後3週間ほど経過していたという。高齢化で各地の団地の「限界集落化」が社会問題になる中、本来なら社会部らしく、都会の悲しい「孤独死」を真摯に伝える意義があるはずだった。

ところが見出しにあるように、オリンピックに関連するかと思いきや、発見された日時こそ大会中だったものの、亡くなったとみられる時期は大会前の可能性が強い。しかし、記事の冒頭で

東京五輪柔道の男子100キロ級と女子78キロ級で日本勢がそろって金メダルを獲得した7月29日、東京都板橋区にある旧公団マンションの一室で80代の高齢夫婦とみられる遺体が見つかった。

と、わざわざオリンピックの競技結果と結びつけた。さらに記事の終盤に近所の男性のコメントとして、

「周りがメダルラッシュで盛り上がる中、団地の中で遺体になって見つかるなんて。気の毒だ」と話した。

と、こちらもオリンピックを引き合いにした。見出しにはこの「メダルラッシュ」を取る形にして、「華やかなオリンピックの舞台裏で…」というコントラストを描きたかったと見られる。しかし、オリンピックは数々の問題を引き起こしているとはいえ、記事を読む限り、この老夫婦の孤独死との因果関係は見当たらない。

東京新聞は、全国紙と違い、大会組織委のスポンサーではなく、その分、ニュートラルな立場から大会運営の問題点を批判する姿勢について一定の評価はあったが、「牽強付会」と言われかねない強引さにネット民は反発。一般人だけではなく、ツイッターの公認アカウントのライター、徳重龍徳氏にも「記事読んで驚いた。五輪に全く関係ない。これ許されるなら「甲子園で球児が汗流す陰で」「コミケで人が集まる陰で」「東京新聞の記者が笑顔で話す陰で」とか何でもできる…。酷すぎる。」と皮肉まじりに呆れられていた。

炎上はそれだけにとどまらなかった。記事には取材に当たった社会部の天田優里記者の署名もあったが、ネット民は天田記者のフェイスブックもすかさずチェック。今年3月に投稿したプロフィール写真が、聖火リレーイベントのトーチの前で、微笑みながらピースサインをしていた。

天田優里記者のフェイスブックより

記者証をした状態で取材中の一コマと見られるが、オリンピックと孤独死を強引に結びつけた記事を書いた割に、オリンピック取材に興奮する写真をアップする「能天気」な様子に、ネット民の怒りの炎に油を注ぐ形に。

東京新聞が全く関係ない死亡例にオリンピックとの関連を思わせる見出しを付けた陰で… 記事を執筆した天田優里記者は、聖火用トーチで記念撮影をしていた。

などと皮肉まで言われる始末だ。先輩の望月衣塑子記者もネット上でしばしば炎上しているが、ツイッターの検索ワードでは天田記者の名前も浮上するなど大勢の関心を集めており、東京新聞社会部に「新星」が爆誕とばかりに今後も関心を集めそうだ。

 

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