ビットコイン、一夜で563万→617万円!爆上げ理由で諸説取り沙汰

パウエル発言?ソロス効果?原油高?

ビットコインの相場が6日深夜から急騰し、一夜明け、ツイッターでは、日本の仮想通貨ユーザーたちの驚きが広がった。経済メディアや仮想通貨の専門メディアでは、さまざまな理由が取り沙汰されている。

Viktor Chebanenko /iStock

ビットコイン相場は9月24日に、中国人民銀行が仮想通貨を全面禁止する方針を明らかにしたあと、492万円から464万円にまで急落した。しかし、回復軌道に乗り、10月に入って500万円台を回復。5日に未明に545万円となり、翌6日朝には570万円台に到達。さらに夜になって値動きが激しくなり、夕方18時台に563万円だった相場は、夜9時ごろに約571万円だったのが上昇カーブを描き始め、1時間余りで今年3月以来となる600万円を突破した。一夜明けても勢いは衰えず、7日10時50分時点で610万円をキープしている。

相場が上昇基調になったここ数日、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が30日の米下院金融サービス委員会で、仮想通貨の禁止はしない意向を明言。日本経済新聞は6日昼の電子版記事で原油高に伴うスタグフレーションのリスクを背景に、投機筋がビットコインなどの仮想通貨相場に向かっているとの見方を示した。

さらに「大口」の取引も取り沙汰されている。大物投資家ジョージ・ソロス氏のヘッジファンドでCEOを務めるドーン・フィッツパトリック氏が6日、ビットコインの保有を明らかにして注目を集めた。また、市場データ会社、クリプト・クオントのキ・ヨンジュ氏はツイッターで6日深夜、わずか5分で16億ドル相当のビットコイン購入があったとの分析を明らかにしており、ソロスファンドとの動向と関係があるかは不明ながら、機関投資家による「爆買い」が入った可能性がある。

 

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