参院選比例個人票、東京・港区ではガーシー氏が“トップ当選”で話題に

「港区民どんだけガーシーの事好きかよ」ツッコミ続出

参院選の投開票から10日が経過し、選挙結果に関するさまざまな分析が論じられているが、ここにきて比例区個人票の区市町村ごとの選挙結果について、それぞれの地域性と紐付けて話題になっている。

特にここ数日、ツイッターで注目を集めたのが、日本で最も富裕層が住むとされる東京都港区。NHK党のガーシー氏(本名・東谷義和)が有力政党の並み居る候補者を抑え、トップに立ったためだ。

都内で街頭活動中のガーシー候補の選挙カー(編集部撮影)

港区の開票結果によると、ガーシー氏は1633票を集めた。2〜4位はいずれも自民党で、片山さつき氏(1309.974票 ※按分)、赤松健氏(1173票)、青山繁晴氏(1167票)の順だった。5位は立民の辻元清美氏で975票を集めた。

選挙中、片山氏はもともとの知名度の上に、港区南青山に選挙事務所を設置したことで地元での支援もあったのだろうか。赤松氏は漫画家、青山氏はジャーナリストとしてそれぞれ知名度がある。辻元氏は衆院選に落選後、参院比例への鞍替えとなったが、こちらも報道番組などでの知名度は高く、港区の野党支持層に浸透していたことを裏づけた。

港区で2〜10位に入った候補者は、自民の赤松氏と向山淳氏以外は現職で、一定度の組織や知名度を有しているが、暴露系ユーチューバーとして名を馳せたガーシー氏は港区の有権者に鮮烈な印象を残していたようで、2位の片山氏に300票以上も差をつけた。

ツイッターでは、

ガーシーがYoutubeと政治の親和性の高さを証明してしまった。

と言ったように、ユーチューバーとしての知名度や影響力を指摘する声もあったが、ガーシー氏にとっては港区はそもそもが“地元選挙区”。かつて六本木や西麻布でバーを経営し、芸能人をアテンドした飲食店も西麻布や六本木、赤坂などの港区内に多い。1633票の何割かは、ドバイ移住前からの友人や知人が含まれている可能性がある。

それでもトップ当選の快挙に

港区民どんだけガーシーの事好きかよ

港区民、ガーシーに投票しすぎだろ

などのツッコミが続出。一方、ガーシー氏のアンチからは

港区民、いくら年収でマウントとっても「でもおまえら投票先ガーシーじゃん」って言われるようになってしまった。

と結果を嘆く声が上がっていた。

 
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