初の税収70兆円?思わぬ税収増が政局に与える影響、最後に笑うのは誰だ

朝日記事の「背後」を読み解く
報道アナリスト/株式会社ソーシャルラボ代表取締役
  • 税収が3年連続過去最高、初の70兆円台も?朝日の記事が話題
  • 記事分析から見える政治的背景とは?岸田首相には損か得か
  • 記事の「想定外」?財務省に煙たい存在が政界復帰へ動き

朝日新聞が23日の朝刊で、一般会計の税収が「過去最高を3年連続で更新する」と書いたことが話題になっている。朝日の指摘する通り、近年のペース通りなら初の70兆円台も視野に入る。記事化の背景には、防衛増税を巡る永田町のさまざまな思惑が透けて見える。

ただし、記者も、取材に協力したであろう当事者たちも視線の先は官邸に目を向けすぎているようにも思えてならない。今回の「70兆円記事」は通常国会閉会後の政策論議に「問題提起」する意図があったのに違いないが、筆者のような記者クラブの外にいると、彼らがあまり想定していない議論を誘発するような予感もしている。まずは朝日の23日朝刊の「紙面構成」を見るだけでも興味深い。

Gomaabura/Photo AC

紙面から意思を読み解く

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