大阪万博が大ピンチ、吉村さんは小池さんをちょっとだけ見習ってみては?

延期論も浮上、禁じ手の逆転カード
報道アナリスト/株式会社ソーシャルラボ代表取締役
  • 大阪万博の工事遅れで、万博協会が残業規制適用外を政府に要請
  • パビリオン着工も遅れピンチの万博。維新に責任論をぶつける声も
  • もし“東京万博”なら小池知事は…。吉村知事も持てる「禁じ手」カード

2025年大阪・関西万博を運営する日本国際博覧会協会(万博協会)が、パビリオンの建設準備の遅れを受け、建設業界の時間外労働の上限規制を適用しないよう政府に対し、要請したことが27日、明らかになった。来年4月以降、新しい規制の影響で人手不足(24年問題)も懸念されており、このまま行くと25年4月の開幕に間に合わなくなるためだ。

万博予定地の大阪市・夢洲地区(PhotoAC)

万博のピンチで維新も岐路

このニュースは日経が同日夕スクープし、各社も追随したが、すでに想定内の話だった。ゼネコンの業界団体、日本建設業連合会宮本洋一会長(清水建設会長)がすでにマスコミ各社の取材に対し、24年問題について「頭に置いてもらわないといけない」と発言。さらに産経新聞のインタビューでは、万博の延期にも言及している。はっきり言えば、万博の予定通りの開催が危うくなっている。

万博は五輪と並び担当大臣を置く国策プロジェクトだ。根幹が揺らぐと政治問題になるのは必至だ。ただ主催者は五輪が開催都市であるのに対し、万博は国だ。しかし大阪市政・府政を預かる維新に矛先を向ける人たちもいる。

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