年内解散やるのか?次の注目イベントは永田町ではなく東京の湾岸エリア

臨時国会前の「裏Xデー」?

岸田首相(自民党総裁)が13日、内閣改造と党役員人事を正式に行った。女性閣僚を過去最多タイの5人を入れた一方で、党内融和を図った布陣に政治報道の論評もさまざまだ。

内閣改造後の記念撮影に臨む閣僚ら(13日、首相官邸公式X)

総論としては「『人事好き』とされる首相は、党内基盤の安定と世論対策という『二兎を追う』ことに腐心した」(時事通信)といったところだが、平成研(茂木派)のお家事情を見透かし「小渕氏の起用に茂木氏の影響力をそぐ狙いが透ける」(日本経済新聞)といった見方や、「林芳正外相を退任させる一方、保守系人材を随所に配置して、自民党から離反した『岩盤保守層』を取り戻そうとする狙い」(夕刊フジ)など党内力学の分析も相次いだ。

いずれにせよ首相がガラス細工を積み上げるように細心の注意を払った人事が政権浮揚の効果をもたらすのか。次の焦点は年内に解散があるのかどうかだが、先行きを占う意味で密かに重要なイベントが近く行われる。それは、永田町の取材競争に忙殺される新聞やテレビの政治報道が指摘していない話だ。

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