ロシア“無届け”渡航で炎上…そもそも誰が鈴木宗男を維新に引き込んだのか

1人は超大物 !? 意外な2人の「影」
報道アナリスト/株式会社ソーシャルラボ代表取締役
  • 鈴木宗男参院議員の突然のロシア訪問が物議。維新にも「無届け」
  • 「なぜ鈴木宗男が維新に入ってきたのか」今回も噴出しそうな疑問の背景
  • 縁遠いはずの鈴木氏と維新を繋いだのは誰か。2人の人物の動き

日本維新の会の鈴木宗男参院議員(全国比例)が唐突にロシアを訪れたことが波紋を呼んでいる。日本の国会議員が昨年2月のウクライナ開戦後にロシアを訪れるのは初めて。ロシア外務省が2日、鈴木氏がモスクワを訪れ、ルデンコ外務次官と会談したことを明らかにして判明した。

6月の参院法務委で、東京新聞の望月衣塑子記者が「不規則発言」した際には「ムネオ節」が炸裂!(参院ネット中継)

鈴木氏が日本政界きっての親露派であることは周知の通りだ。ウクライナ開戦後もロシアをたびたび独自のロジックで擁護論を展開して波紋を呼んできた。

しかし、今回は日本政府がロシアへの渡航自粛を呼びかけている中、所属する日本維新の会にも届けを出さなかったことが波紋を大きくしている。鈴木氏のロシア擁護の言動はこれまでも維新の懸念材料となっていたが、今回ばかりは、維新の吉村共同代表(大阪府知事)は3日の記者会見で「党として厳しく処分されるべきだと思う」との見解を述べており、帰国後の対応が注視される。

一方、この間、鈴木氏が炎上する度に、ネット上では維新の支持者などから「なぜ鈴木宗男が維新に入ってきたのか」というそもそもの疑問が何度も出ていた。鈴木氏は橋本龍太郎首相の時代に現在の北海道・沖縄担当相に当たる当時の北海道・沖縄開発庁長官として初入閣するなど、北海道が地盤でバリバリの自民党出身だ。

大阪を根拠地とする維新と本来は縁遠いはずだが、筆者は、維新と鈴木氏を繋いだ2人の人物の影を強く感じている。まずは時計の針を2019年にさかのぼって論じてみたい。

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報道アナリスト/株式会社ソーシャルラボ代表取締役

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