「政策対決型こそあるべき姿」立民・重徳和彦衆院議員が政権奪還論
第22回ウェビナーダイジェスト立憲民主党の重徳和彦衆院議員が14日夜、SAKISIRUウェビナーに出演。「なんでも反対」の野党イメージからの脱却や、自民党と政権担当能力を競い合う政党づくりについて思いを語った。

民主党が下野して11年。気がつけば、同党の流れをくむ立民所属議員の約6割は民主党政権時代を知らない世代が占めるようになっている。重徳さんもまさにその1人で、2012年に初当選。最初は維新所属だったが、「この11年間は、党が分裂したり消滅したり」と振り返るように、安倍一強時代は、野党は苦難の連続。重徳氏自身も一時は無所属で苦しい時期を過ごしたこともあった。
転機は2019年10月、当時3期目だった重徳さんら若手中堅10人で党内で「直諌(ちょっかん)の会」を結成。会のネーミングは「真っ直ぐに物申す」という意味で、「少しは経験も踏んでそろそろ我々に任せてくれということを言えるような時期になってきた」と重徳さん。
立ち上げから会長を務め、政権政党づくりをめざす覚悟を党内外でアピール。この9月には15人のメンバーによる共著で『どうする野党!?』(幻冬舎)を出版し、政権奪取に向けた思いを綴っている。
しかし、近年の立民は予算委でのスキャンダル追及など「対決路線」に焦点が当たりがちだ。「法案もいっぱい作っているし、勉強会、部会もたくさんやって政策通もいるが、ニュースになるのは、政治と金の問題などをを追及するシーンばかり」と悩みを打ち明けた上で、「野党の仕事は与党になること」ときっぱり。
「なんでも反対の対決型とか、与党でもできる提案型では、野党は浮かび上がらない。自民党政権には絶対実現できない医療改革などで徹底的に闘う『政策対決型』こそ、あるべき姿だ」と語った。
参加者との質疑応答では、会員から自民や維新との政策の違いはどこか、不毛な日程闘争が批判される国会改革、重徳さんが農業改革で持論にしている農業公社構想などについて質問が寄せられた。時間も予定を十数分超過するなど議論は盛り上がりを見せた。

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SAKISIRUのウェビナーは毎月2回開催。サブスク会員やご招待したメンバーに限定し、政治家や経営者、論客などゲストの皆さんがオフレコも交えて楽しく時事問題を論じています。参加者した方からのご質問もできる限りお受けしています。
当日ご参加できなかったメンバーは後日、YouTubeで限定公開のアーカイブをご覧いただけます。
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