文通費見直し、維新・松井代表、立民・泉代表がツイッターで“初論戦”

野党間の主導権争い、新たな展開は?

臨時国会が6日スタートする。国会議員に月額100万円が支給される「文書通信交通滞在費」(文通費)の問題は、日割り支給への改正案を検討している自民党と、日割りに加えて使い道の公開も主張する野党側との折り合いがつかず、改正そのものが見送られる公算が強まっている。その一方、野党間でも主導権争いが起きている。

新人議員が問題提起をきっかけに、文通費の改正をいち早く唱えた維新は、松井代表が3日、ツイッターで法案見送りの動きを伝える報道記事を引用し、「結局、自民党も立憲共産党も文通費改革やる気無しって事です」と呆れたようにコメントした。

これに異論を唱えたのが、このほど立民の代表に選出された泉健太氏。4日朝、松井氏のツイートに直接、「うーん、むしろ国庫返納を打ち出さず、国会内での本気度を感じられないのは維新さんでは?大阪の維新と国会の維新では姿勢の差があるのか?」と疑問を投げかけ、「立憲民主党の文通費改革は①国庫返納②使途の報告③日割化 で、来週からの臨時国会で法案提出予定」と、独自法案をアピールした。

しかし、維新もすでに立民と同じく、日割り、領収書の公開、余った場合の国庫返納で法案を検討しており、国民は、未使用分の扱いについて調整しているが、日割りと使徒公開については一致している。

見直しの方向性が大きく違わないのに、泉氏が噛み付いたのは、松井氏が「改革やる気なし」と切り捨てたことに憮然としたこともあるが、それ以上に国会対策上の戦略もありそうだ。

立民は、支援組織の連合から国民との連携強化を求められているが、衆院選後、国民が立民と距離を置き、維新と同調することが増えている。泉氏が言及した「大阪の維新と国会の維新」の関係性は、維新創設者の橋下徹氏も指摘して波紋を広げた維新の“センシティブ”なお家事情があり、泉氏としては揺さぶりをかける狙いがあったとみられる。

松井氏はこの泉氏の投稿にすぐ反応しなかったが、5日深夜になって「今気付いた泉さんの呟き」と反応。「維新の会国会議員団の皆さん、文通費改革法案、立憲と共同提案して下さい。藤田幹事長、遠藤国対委員長、再度申し入れしてください」と自党幹部に呼びかけた上で、「泉さん、逃げない下さいね。徹底的にやりましょう」と、やや挑発気味に共闘を呼びかけた。

このまま維新・国民と立民が別々に改正を提案し、政権与党の数の力を前にあえなく各個撃破されてしまうのか、それとも呉越同舟して、世論の関心を集め、与党に強力なプレッシャーをかけられるのか、今週の国会の動きが注目される。

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