「ウクライナ危機の中で、外相が飛行機の中に何時間も…」河野太郎氏の問題提起で野党動かす

ツイッターで「国対交渉」、新しい世代の政治の形?

自民党の河野太郎衆院議員が31日夜、ツイッターを更新し、林外相が国会に拘束されながらウクライナ危機対応で連続して渡欧しなければならない可能性について問題提起した。

河野太郎氏(写真:AFP/アフロ)

河野氏は「このままいくと林外務大臣は、ポーランド行って4月5日夕方にポーランドから帰ってきて、6日に外務委員会やって、6日夜からNATO外相会合にまた行くことになるんではないかと」と超強硬日程を危惧。

河野氏は外相時代、積極的な外遊で知られ、外相専用機の導入も提起したことがあるが、「これは外相専用機がというレベルではない」と切迫感を訴え、「このウクライナ危機の中で、外相が飛行機の中に何時間もいることになり、外相は疲弊し、ヨーロッパでの外交の機会が失われ、国益を著しく損なうことになるのではないかと心配。杞憂ならいいけれど」と重ねて憂慮した。

憲法63条により、首相や国務大臣は答弁や説明のため、国会に出席を求められた際には「出席しなければならない」との規定があるが、日本は他国と比べても、特に首相が国会日程に拘束されることが多く、国会改革で効率化を求める意見も近年出ている。

河野氏は「国会で答弁できるように副大臣を認証官にしたはずでは」とも述べ、当面の国会対応は外務副大臣でやるべきとの考えを示した。さらに問題提起にとどまらず、ツイッター上で立民の泉代表国民の玉木代表維新の馬場共同代表にもメンションを飛ばす形でスレッドを読むように促すなど、ネット上で“国会対策交渉”を敢行。

これに対し、泉氏は即応し、「河野さん、読みました。 了解です。 林外務大臣が一時帰国せずに欧州外交で力を発揮できるよう、立憲民主党も国会対応に協力します」と賛意を示し、玉木氏も続けて「国民民主党も協力します。古川国対委員長には指示済みです」と報告した。馬場氏は1日午前11時現在、ツイッターでは反応していないが、協力するとみられる。

こうした流れを受け、日頃は自民や河野氏を支持しているとみられるネット民も泉氏に対し、

こういう時には閣僚には国会の外での対応を重視してほしかった ありがとうございます

素晴らしい対応。見直します

こういった連携本当に素晴らしいです!

などと感謝や賛辞のリプライが続々と送られた。

河野氏の発信から数時間で、野党党首らが快諾するという前代未聞の“ツイッター国対”のスピーディーな展開。自民・平将明衆院議員は「新しい世代の政治の形」と評していた。

タグ:

関連記事

編集部おすすめ

ランキング

  • 24時間
  • 週間
  • 月間

過去の記事