コロナ禍で育まれる信頼と愛 !? 「婚活沼」を脱したいアナタへ

尾藤克之「週末ライブラリー」第4回
2021年05月22日 06:00
コラムニスト/著述家/明治大学客員研究員
  • コロナ禍で婚活ブーム!? 今回は婚活分析アドバイザーによるノウハウ本を紹介
  • 婚活の要点は何か?「ご縁」とは何か。「活動の先にある思考の問題」と著者
  • 成婚率5%程度で幸せを掴むには。お相手探しにとどまらない相談所の役割

新型コロナウイルスの影響で人と会うことがはばかれる日々が続いています。そのようななか、婚活ブームが再来しています。災害によって、不安が醸成されることや、心のよりどころを求めるからだと言われています。Parasolがおこなった「withコロナにおける婚活事情」調査では、コロナがきっかけで婚活をはじめた人が増加している状況が明らかになっています。

心理的理由を背景に、婚活ブームが再来しているとは皮肉なものです。今回は、業界屈指の成婚率を誇り、「婚活分析アドバイザー」として活躍する三島光世さんのコロナ禍における婚活ノウハウ本『婚活は「がんばらないほうが」うまくいく』(秀和システム)を紹介します。

manifeesto/iStock

「ご縁」とはいったい何なのか

「婚活」という言葉ができたのは、2008年頃といわれています。婚活ブームもあって、婚活をおこなうことへの抵抗は薄れてきました。では、婚活の要点とはなにか?三島さんは次のように言います。

三島さん)出会いばかりを優先してしまい、結局、婚活疲れを起こしてしまうことも問題になってきました。出会いをつくる行動は間違いではありません。その先の考え方、思考の問題なのです。そこをもっとシンプルにしてみてはどうでしょうか。

)つまり『婚活はがんばりすぎないほうが成功する!』ということです。もちろん、少し綺麗にすることを心がけて清潔感を保つ、気をつかう努力をする、そのあたりは当たり前なことで、マナーと呼べるレベルの話です。見直すべきは、視点や思考を変えていくことです。

結婚は「ご縁」だと言います。多くの恋愛経験を経ても、結局ご縁を見つけられず、結婚にいたらない人も大勢います。では、ご縁というのは、いったい何でしょうか?

三島さん)婚活は時間との勝負です。だから、ムダな時間をかけてほしくありません。ムダにかけた時間を取り戻すことは、実年齢を戻せないのと同じように、婚活においてはできないと考えてください。結婚は、相手がいて成り立つものです。ですから、自分の時間をムダにするだけでなく、相手にも負担をかけてしまいます。さらに、ご縁は生き物です。つねに動いています。

)あなたが、自分の『ご縁』に気づくことができれば、目の前にある』ご縁』を逃さず、手にいれることができるのです。結婚したいと思っている人が婚活をするなら、がんばりすぎず、無理をしすぎず、シンプルに『ご縁』を見つけてほしいと思っています。ほんのちょっとした視点や思考の転換で『ご縁』をつかめるし、実際、つかんで幸せになっている方がたくさんいます。

いまの登録情報は当てにならない

婚活もオンライン化が進むが…(Izumi Asako/iStock)

これまで、結婚相談所は結婚適齢期を過ぎた人が入会するものという印象が強かったと思います。しかし、婚活ブームにより、結婚相談所はより身近なものになりました。結婚相談所の成婚率は5%程度と言われています。この狭き門を突破し、幸せをつかむ秘訣は何でしょうか。

高額なサービスを提供する結婚相談所は会員の質が高いことを理由に掲げます。実際に、「当社の会員は上場会社の社員が8割」「当社の会員は年収1000万円以上が50%以上です」などのPRをうたっているところは多いです。しかし、上場企業の社員であったり、年収1000万円以上の高スペックが決定要因になるわけではありません。

とくに、コロナ禍において多くの会社が業績悪化に苦しむなか、登録者がリストラの対象にならないという保証はありません。さらに、多くの会社員は年収を下げています。コロナ以前に登録された会員の年収はまったくあてにならないことを覚えておいた方がいいでしょう。

結婚相談所に期待される役割

会員同士のマッチングを実現するには、結婚に関する専門的な知識・スキルが必要とされ、高いレベルのコミュニケーション能力が不可欠です。単なるお相手探しではなく、会員の人生設計、キャリアプランなどさまざまな局面に対応できる豊富な知識やノウハウを提供するため、カウンセラーに求められる能力は高まっています。

晩婚化は、少子化の要因の一つになっています。近い将来、30代男性の4人に1人、30代女性の3人に1人が一生独身になってしまうとも言われています。じつは、結婚相談所に期待されている役割は大きいのです。

ネットニュースでは、「婚活の悲劇」「写真と全然違う」などのネガティブ記事が目に付きますが、活動している本人は至って真剣です。くだらない情報に惑わされることなく、良い部分、悪い部分の双方に目を向けるようにしてください。

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コラムニスト/著述家/明治大学客員研究員

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