岸田首相「解散説」の背景にちらつく増税…いま選挙するワケ、しないワケ「2つの目安」

「小西劇場」でも支持率回復
報道アナリスト/株式会社ソーシャルラボ代表取締役
  • 解散風が吹き始めた永田町。岸田首相は夏前に解散するのか?
  • 支持率は回復傾向、進む候補者調整…解散の状況は整うが…。
  • 増税するなら「今のうち解散」。しかし今解散しない理由も

永田町でにわかに「解散風」が吹き始めている。何よりも風を起こしているのは岸田首相当人のここ1ヶ月の動向だ。

韓国大統領の訪日からの日韓関係修復、そしてG7首脳で唯一遂げていなかったウクライナ訪問と二大外交イベントに成功。低調だった政権支持率を軌道に載せていく中、日韓首脳会談直前には自民党の森山裕選対委員長と会談し、元宿仁本部事務総長と夜の会食を交えた。

自民党職員トップの元宿氏は選挙情勢の分析を取り仕切っていると言われ、政界では自民党選挙の実務者レベルの司令塔の1人として知られる。「思わせぶり」な首相の行動が相次いだことで、「4月解散説」「広島サミット(5月19〜21日)後の6月21日の会期末にかけた解散」が報じられているが、夏前に「解散するワケ」と「解散しないワケ」という2つの目安を読み解いてみたい。

訪問先の福島県のさくらフェスタで手を振る岸田首相(1日、官邸サイト)

解散の状況は整うが…

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