石原伸晃氏の参院鞍替えの波紋、自民都連「身内」も懸念する“第2の茶番”シナリオ

【独自取材】批判噴出も鞍替え強行のナゾ
報道アナリスト/株式会社ソーシャルラボ代表取締役
  • 自民の石原元幹事長が参院鞍替え表明も、身内に浮上する懸念
  • 地元選挙区を「譲る」事情とは?記者会見の釈明どう読み解く
  • なぜ参院選の比例でなく東京選挙区か?衆院東京8区の仰天情報

2年前の衆院選で落選した自民の石原伸晃元幹事長は27日、党本部で記者会見し、自らの地盤としてきた東京・杉並区について「後進に道を譲ることとした」と述べ、次期衆院選には出馬しない意向を明らかにした。その一方で「第2の政治人生を2年後の参議院選挙に焦点を絞って、できれば東京の地方区で再挑戦させていただきたい」とも述べ、鞍替えによる国政復帰をめざす決意も示した。

参院への鞍替えを表明した石原氏(現職時代の2019年、自民党サイトより)

しかし世間の反応は散々だ。ヤフーニュースの速報記事は半日で2000を超えるコメントが書き込まれ、その大半が「引退すべき」「有権者も舐められている」などの悪評を並び立てられた。

筆者の取材では、石原氏がかつて10年以上に渡り、会長を務めた身内の自民都連内部でも「この判断は有権者に受け入れられるのか」と異論が一部に出始めている。さらに石原氏の後継についても表向きはこの日公募を発表した裏で、元国会議員の名前が有力候補に上がる仰天情報まで浮上、“第2の茶番”への危惧まで生じている。

自民都連内部「有権者の印象が…」

この記事は会員限定です。ぜひご登録いただき、続きをお読みください。サブスクなら読み放題です。

 
報道アナリスト/株式会社ソーシャルラボ代表取締役

関連記事

編集部おすすめ

ランキング

  • 24時間
  • 週間
  • 月間

人気コメント記事ランキング

  • 週間
  • 月間

過去の記事