国民民主の代表選「政策論争」が面白いのに、メディアは半分も伝えきれていない

記者たちが聞かない「矛盾」とは
報道アナリスト/株式会社ソーシャルラボ代表取締役
  • 国民民主の代表選が実質スタート。テレビ論戦が白熱、近年にない見応え
  • ところが代表選の政治報道は「どの党と組む」的な一面的な話になりがち
  • どの党と組むのかとも密接に関係する政策議論。筆者が期待する議論のあり方

国民民主の代表選(21日告示、9月2日投開票)は、玉木雄一郎代表と前原誠司代表代行の一騎打ちになる公算で、事実上選挙戦はスタートしている。中でも圧巻だったのが16日夜にBSフジ「プライムニュース」でオンエアされた2人のテレビ討論だ。非常に緊迫・白熱した論戦になった。

白熱した論戦(BSフジ「プライムニュース」YouTubeより)

衆参合わせても21人しかいない政党なのに、ここまで路線が違うものかという違和感はさておき、政局面・政策面いずれも日本の政治が向き合う課題について2人が真正面から意見をぶつけ合っている。近年の各党党首選のなかでも特に見応え抜群の真剣勝負で、国民民主の支持層ならずとも見る価値は十分にあるので、見逃した人はこの週末にでも「1.5倍速」でいいので、ぜひ見ていただきたい。

【マイナ/ガソリン価格】玉木雄一郎VS前原誠司 国民民主代表選候補者が激論 【物価上昇/賃上げ】2023/8/16放送<前編>

【次期衆院選 野党連携の実現性は】玉木雄一郎VS前原誠司 国民民主代表選候補者が激論 2023/8/16放送<後編>

真剣勝負をしている2人だからこそ以下、本音とガチで評価したいのだが、その前に筆者はその後の政治ニュースの一面的な取り上げ方を「もったいない」と気が滅入っている。まずはそこから論じていこう。

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報道アナリスト/株式会社ソーシャルラボ代表取締役

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