「黒歴史がすぎる…」法務省とジャニー喜多川氏晩年の映画タイアップに再注目

「少年たち」監獄ロケで協力

ジャニーズ事務所創設者、ジャニー喜多川前社長による性加害問題が思わぬ形で法務省に飛び火した。

この週末、X(旧ツイッター)では、法務省の公式アカウントが2019年2月25日付の投稿で、前社長が制作総指揮を取った映画「少年たち」とのタイアップを告知していたことに注目が集まり、「人権行政」が所管であるはずの法務省の当時の対応に疑問や批判が出た。

この映画は少年刑務所を舞台に悩みや友情を描いた物語。元々はジャニーズ事務所初期の1969年にフォーリーブスによるミュージカルとして初演され、以後、ジャニーズJr.など若手たちの登竜門のようにたびたび上演されてきた。映画化はこの時が初めてだった。

法務省との関係は映画のロケ撮影がきっかけ。奈良市内にある旧奈良監獄がホテルとして改修されることを報道で知った喜多川前社長からの依頼で、法務省が撮影を許可。2018年2月にロケが行われた。翌年2月には一般公開に先立ち、旧奈良監獄で映画のPRイベントも行われ、法務省から奈良地方法務局長や奈良少年鑑別所長らの幹部も駆けつけていた。

前社長は映画公開から4か月後に亡くなったが、性加害の問題について法務省側が当時どのように認識していたのか、今後問われる可能性がある。

Xではジャーナリストの渡邊正裕氏が「これはすごい。法務省ですよ。守りたい少年たちの輝く未来、ですよ」と皮肉たっぷりに投稿。

ビジネスインフルエンサーの田端信太郎氏は「法務省、何やってんの!?悪い冗談かよwww」と失笑。

一般のユーザーからも

法務省、これは黒歴史がすぎる

法務省まじかよ…。 よりによって青少年向けの啓蒙ポスターにこんなのを採用しちゃっていたのか。

青少年の再非行防止とかいう前に、ジャニー喜多川の非行を止めるべきであった。

などの反応が相次いだ。

 

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