参院徳島・高知補選、自民調査でも野党リード。地域別に見る苦戦のワケ

立民調査と同傾向も、興味深い数字とは
報道アナリスト/株式会社ソーシャルラボ代表取締役

岸田首相の解散戦略に影響を与える衆参2つの補選(22日投開票)のうち、参院徳島・高知選挙区は、筆者が先日お伝えした立憲民主党が行ったとされる調査の情勢どおり、野党側がリードでスタートした。JX通信社が行った高知・徳島の地元4メディアの合同調査でも同じ傾向が出ているが、筆者がこのほど入手した自民の調査でもくっきりと裏付けられている。

これは一般論だが、自民調査はサンプル数を報道機関より多めに取ったり、エリア別に細かく分析したりすることがある。今回について他の調査のサンプル数は判然としないが、2つの県にまたがる合区選挙とあって、自民調査は3000件もサンプルを取得しており、それなりに見応えはある。おおむねの傾向は立民やメディアの調査と同じかもしれないが、入手した自民調査のデータ表は市町村別の支持率なども明確に出ており、序盤情勢の要因がより具体的にうかがえる。

改めてこの選挙戦は、自民公認で前高知県議の西内健氏と、無所属で立民の前衆院議員の広田一氏による与野党一騎打ちとなった。なお、事前に名乗りを挙げていた諸派の大石隆英氏は立候補を見送ったが、自民調査には記載されている。

野党候補の広田氏(左)と自民候補の西内氏

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