マイナビ「学歴フィルター」問題、いっそハッキリ言うべきでは?

「大東亜以下」で学生の人数を半分に分ける?
ライター/SAKISIRU編集部
  • マイナビが就活生に送ったメールに「大東亜以下」の文字
  • 「学歴も一つの判断要素」など、学歴フィルターへの批判はほぼない
  • 学歴フィルターはあると明記したほうが良いとの声も
「@koda20006」さんのツイート画像

ツイッターユーザーが6日、「マイナビから送られてきたメールの題名が大東亜以下って露骨に学歴フィルターかかってて草」との投稿とともに、マイナビから送られたメールを公開。タイトルに「大東亜以下」と書かれていた。

この問題について、就活サイト「マイナビ」は日本テレビの取材に対し、

「そこで分けたのはちょうど学生の人数を半分ほどに分けられるから」
学歴によって募集する学生を変えるような設定を普段からしているといった事実はございません」

と回答。あくまでも人数を分けるための『区分』として使っていたと、強調した。だが、半分に分けるのであれば、偶数月生まれなど、ランダムに分ける方法がいくらでもあるはず。

「大東亜以下」という概念によって学生数を「半分に分けられる」ということは、マイナビが普段から何らかの目的によって学歴ごとに学生をグループ分けしていたことを意味する。上記の説明を鵜呑みにする人は、少ないのではないか。

この件をきっかけに、ネット上では学歴フィルターの是非が話題となった。

ブラック企業アナリストの新田龍氏は、<「当社において、学歴は評価基準のひとつです。なぜなら『高い目標を自ら設定し、地道に努力を継続できる人』だと判断できる指標だからです。もちろん、それだけで合否が決まることはありません」くらいは言っていいだろう」>と説明。

IT企業アクシア代表の米村歩氏は「学歴フィルターがダメだとは思わない。学歴は立派な一つの実績だし。学歴だけで人を判断するのがダメなのであって、学歴も一つの判断要素にするのは全く問題ないでしょ」と述べた。

実業家のひろゆきこと西村博之氏も「面接できる人数は限られていて、偏差値の高い大学生だけを相手にしたい企業があるのは事実。嫌なら勉強して良い偏差値の大学に入ればよい。学歴フィルターに文句を言うのは見当違い」と見解を示した。

このように、「学歴フィルター(=学歴による選別)」が行われること自体は、必ずしも問題視されているわけではない。大企業などが大量の就活生を相手に選考を行う際には、学歴という単純な物差しで線引きするのはやむを得ないというのは、その通りだろう。人種や性別による差別とは、決して同列には語れない。

だが、学歴フィルターが存在するにも関わらず、企業側がそんなものは存在しないかのようなタテマエを持ち出すことに、憤りを覚える人は多いようだ。

いわゆる学歴フィルター自体の是非というより、学歴フィルターあるのに表向きには「そんなもの無いですよ~」と正義の味方風を装っているのが一番罪深い気はする

「学歴フィルターはあります!」ということは憚られることはわかるが一切ないかのように表現することはそれはそれで不自然。「数ある判断軸の一つとして学歴も要素になっています」くらい言わないと、大学ごとに説明会を開いたり、説明会ブースが異なっていたり、メール送信内容が異なる説明がつかない

学歴フィルターはあるやろな。企業説明会に応募できなかったもん。学校でも学歴で弾かれてるよなーって話になってたな。「学歴フィルターは、ありまぁす!(小◯方さん風)」って言うてくれた方が清々しいし諦めつくわ。ただ社会人になって思うのは、頭の良さと仕事が出来るかどうかは別ということ。

学歴フィルターが存在しないかのように見せることで、就活生に無駄な労力を割かせることにつながっているのかもしれない。

河合塾講師の新野元基氏は、学歴フィルターを使っている企業に対し、「来年から『弊社では大東亜以下の方はお断りします』とハッキリ言いませんか」、「学生も、見込みのない会社を受けて時間と労力を無駄にしなくて済むのでwin-winですよ」と提案した。

就活の場で学歴フィルターによって選別が行われているのは、もはや公然の事実。企業説明会などで、Fラン大学では予約できなかったが、上位校では予約できたというような話は、毎年のように聞く。今後は、予約画面に「所属大学等によって、予約できない場合があります」などと注釈を入れたほうが、誠実と言えるのではないだろうか。

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