琉球新報記者が酒気帯び運転で摘発、ネットには「なぜ実名報道じゃない?」の声

自社紙面で「NO!飲酒運転」も、警察担当が基準値5倍

沖縄・那覇市を拠点に発行している地方紙、琉球新報の記者が29日未明、酒気帯び運転の疑いで宜野湾警察署から交通切符を交付されていたことが分かった。同日、琉球新報が発表した。

那覇市の琉球新報本社(2020年1月撮影)

琉球新報によると、記者は琉球新報編集局暮らし・報道グループに所属する32歳の男性。普段は警察取材班キャップを務めているという。容疑は、宜野湾市内にある自宅周辺の道路で基準値の5倍を上回る酒気帯び状態で車を運転したというもの。警察の調べに対して、記者は「飲んだことは間違いない」と容疑を認めているという。

この事件を受けて、同社の松元剛編集局長は次のようなコメントを発表。

弊社の警察担当キャップが酒気帯び運転で摘発されました。県民、読者の皆さまの信頼を著しく損なうこととなり、深くおわび申し上げます。飲酒運転根絶を呼び掛ける報道に取り組んでいる中、高い倫理観を求められる記者職による酒気帯び運転は言語道断の行為です。社として厳正に処分します。

酒気帯び運転の基準値の5倍といえば、缶ビール(350ml)で5本程度、日本酒ならワンカップ3杯弱。ワインならボトル1本ほど。NHKなどの報道によると、「基準値の5倍を上回る」ということなので、乾杯に付き合ってついつい口をつけてしまったという量ではない。ネットでは、酒量の多さもさることながら、琉球新報がこの事件を実名報道していない点が注目を集めている。ツイッターには、次のようなコメントが寄せられている。

名前を出さないということは琉球新報を代表した記者が飲酒したということだから琉球新報が飲酒運転をしたということと同じですね。

飲酒運転、なぜ米軍や自衛隊だけ実名報道するの?」「琉球新報では今後、飲酒運転の実名報道はないってことですよね。

未成年ではないなら名前を出せよ!

沖縄県内のシェアを琉球新報と二分する、ライバル紙の沖縄タイムスはこの事件の概要を伝えたうえで、次のようなツッコミを入れている。

「同社は毎週土曜の紙面で「NO!飲酒運転」とのタイトルで、1週間に飲酒運転で逮捕された人たちの性別や市町村、職業、年齢を記載するなど、飲酒運転防止に向けたキャンペーンに取り組んでいた」

とはいえ、鋭いツッコミを入れている沖縄タイムスも、このニュースを実名報道してはいないのだが。2紙による互助関係でもあるのだろうか……。

 

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