日本で半導体産業が育たなくなったのはトヨタのせいだ

「生かさぬよう殺さぬよう」買い叩きの限界
ジャーナリスト
  • 日本の半導体メーカーが衰退した理由は?自動車メーカーにも原因あり
  • これまでは半導体メーカーを買い叩いてきたが、今後は育てていく発想が必要
  • 次世代産業の発展に半導体は不可欠。筆者のトヨタ批判の「真意」は?

1月17日に開会した通常国会で経済安全保障推進法案が審議される。その中での重要テーマの一つが、サプライチェーンの強靭化である。半導体や医薬品などの重要物資を安定的に確保するために国内生産基盤の強化などを推進する政策について議論されるだろう。

本稿ではそれに関連して、日本の半導体メーカーがなぜ衰退したのかを論じたい。その前に経済安全保障とは何か、簡潔におさらいしておこう。経済安保とは、主に「戦略的自律性」と「戦略的不可欠性」という2つの要素で構築される。

dem10/iStock

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