AI規制論議が広島から始まる“奇縁”、岸田首相はキッシンジャーの警鐘をどう聞くか?

日米ですでに広がる「視界」の差
報道アナリスト/株式会社ソーシャルラボ代表取締役
  • 100歳を迎えたキッシンジャー氏。近年はAIに進化に警鐘を鳴らす
  • 権威国家のAI利用の脅威も想起される中、G7広島サミットの意義
  • 「広島」で結ばれた核とAIの“奇縁”とは?日本のAI政策議論の問題

1970年代、アメリカのニクソン、フォード両政権で国務長官を務めた国際政治学者のヘンリー・キッシンジャー氏が先月27日、100歳の誕生日を迎えた。ベトナム戦争の終結に貢献したとしてノーベル平和賞を授与された一方、日本の共同通信は、大御所が百寿を迎えたニュースの見出しもキッシンジャー氏100歳 ベトナム戦争でカンボジア爆撃」と負の側面をやたらに強調した。

いかにも左派的な切り取りだったが、共同も含めて日本メディアが伝えないキッシンジャー氏のもう一つの近況がある。

100歳を迎えたキッシンジャー氏(2018年撮影 LBJ Library/flickr)

帝国主義国家のAI利用の脅威

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