杜の都で「新1区現象」の前触れか?維新が仙台市議選、前回0人→新人5人全員当選

「マネーボール方式」で緻密に風読みか
報道アナリスト/株式会社ソーシャルラボ代表取締役
  • 維新が「アウエー」仙台市議選で新人5人が全員当選、衆院選への影響は?
  • 圧勝劇の背景にデータ戦略か。映画「マネーボール」彷彿 !?
  • 民主党政権前夜に見られた「1区現象」再現の兆しなのか?

仙台市議選(定数55)は30日、投開票が行われ、日本維新の会は5つの選挙区に新人候補を1人ずつ擁立し、トップ当選を含め全員が当選した。

本拠地大阪から直線距離で600キロ以上離れた「杜の都」とあって組織はほぼゼロ状態。そこから地元紙・河北新報が「春の統一地方選で関西圏を中心に巻き起こった民意のうねりが東北にも達した」と評したような選挙結果は、維新の全国での浸透ぶりを占う意味でも広く注目を集めつつあるが、この快進撃は本物なのだろうか。

仙台城の伊達政宗像(photoB /PhotoAC)

圧勝劇の背景にデータ戦略か

今回は新人候補ばかりだったが、実は8年前、維新の党だった時代に新人の男性候補(伊藤優太氏)を擁立し、議席を確保している。ただ、伊藤氏はのちに離党(ちなみに今回の選挙では青葉選挙区のトップ当選で3期目を決めている)。4年前の前回選挙で維新は公認候補者を立てることすらできなかった。

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