「不惑」の音喜多駿に立ち塞がる小池百合子「復讐」の軽慮浅謀

混迷東京1区、6年越し泥沼の「愛憎劇」に?
  • 次期衆院選、維新・音喜多氏の鞍替えで東京1区大激戦か
  • 自民・山田氏、立民・海江田氏らの競合に小池氏の影…
  • 取り沙汰される小池系の候補、6年越しの「愛憎劇」になるのか

日本維新の会の音喜多駿政調会長(参院東京選挙区)が、次期衆院選で東京1区への鞍替えを目指すことになった。

音喜多氏は18日夜、40歳の誕生日を3日後に控え、パーティーを大手町で開催。党幹部や友人など数百人が参列し、事実上の決起集会とも言えるムードの中、「厳しい戦いになると思う。ぜひ20年後、30年後この国の未来のために皆さんと共に走り抜けたい」と改めて決意を示した。

誕生会のトークセッションで登壇者らと記念撮影に応じる音喜多氏(中央)※一部加工しています

維新は重点選挙区への参院現職の鞍替えを積極的に進めており、大阪3区に東徹氏、同5区に梅村聡氏、兵庫8区に清水貴之氏をそれぞれ擁立する予定だ。そして知名度の高い音喜多氏の東京1区への戦線投入は「東京での党勢拡大、全国への波及を考える重要な選挙」(柳ヶ瀬裕文総務会長)と位置付けているが、ここはかつて自民・与謝野馨氏(2017年死去)と民主・海江田万里氏がしのぎを長らく削った全国屈指の激戦区だ。

現在は与謝野氏の後継にあたる自民・山田美樹氏が小選挙区選出で、立民の海江田氏が比例復活からの雪辱を期するところへ音喜多氏が第三極として殴り込みをかける構図だ。また参政党が新人の吉川里奈氏の擁立を発表している。

しかし「花の1区」とは名ばかりにさらに泥試合になる可能性も生じている。都政関係者はこう指摘する。

小池知事は音喜多氏に恨み骨髄だ」。

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