アルゼンチンの新大統領みたいに、日本でもこども家庭庁を「要らん!」と叫んでみたい

リバタリアン指導者は日本に誕生するか
報道アナリスト/株式会社ソーシャルラボ代表取締役
  • 今年の外国の政治で特筆したいアルゼンチンのミレイ政権「爆誕」
  • いきなりの省庁“半減”にみる政治哲学、壊そうとしているものは?
  • 一見すると“大きな政府”な政党ばかりの日本にも他人事ではない理由
大統領就任式で吠えるミレイ氏(Facebook)

2023年の海外の政治動向で特筆すべきは、アルゼンチンでリバタリアンの大統領(ハビエル・ミレイ氏)が爆誕したことだろう。中央銀行の廃止、自国通貨のペソからのドルへの切り替えといった政策が注目されたが、就任早々18あった省庁を9に半減してその“ガチンコ”ぶりを見せつけた。

日本のSNSでも滝沢ガレソが紹介して注目されたが、選挙中の動画では、省庁名を記載したステッカーを貼り付けているホワイトボードから、スポーツ観光省や文化省、環境省などを「アフェラ(要らん!)」と叫びながら1枚1枚剥がして行く様子は実に痛快だった。

自民から共産まで大なり小なり「大きな政府」志向の国政政党しかない現時点の日本では、ミレイ氏のような人物が首相になることは考えられないが、将来的に可能性がゼロかといえば、そんなことは全くないと考える。以下、新政権の初動やアルゼンチンと日本の政治の共通点などを論じてみたい。

省庁“半減”にみる政治哲学

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