稲田議員も困惑 !? なぜ「人権意識」と「性の多様性」は共有されないのか

トランスジェンダーだけど法案に反対した研究者に聞く #3
ライター・編集者

先の通常国会で提出が見送られたLGBT法案を巡るニュースで、あまり論じられなかった本質的な問題について、保守派とは異なる理由で法案に反対したトランスジェンダー研究者の三橋順子さんに引き続き聞きます。(3回シリーズの3回目)

nito100/iStock

反対派の背後にある「恐怖心」

――LGBT理解推進法案に反対している保守派の意見の背後には、「あって当然の男女の区別をしただけで差別と言われかねない」とか「自分が同性愛やトランス当事者を受け入れないことを差別と言われたら困る」という不安や恐怖心があるように思います。

【三橋】心情的に、「差別だ!」と言われるのが怖いというのは分からないわけではない。しかしだからと言ってそういう人たちの存在を認めない、法的に公平な扱いをしないというのは話が違いますよね

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