2023年 SAKISIRUで最も読まれた記事は?年間ランキング発表
無料、有料それぞれの注目記事は?「SAKISIRU(サキシル)」3年目の2023年は、ロシア・ウクライナ情勢やイスラエル・ガザ地区の戦闘ニュースに揺れ続け、日本国内は政治資金パーティー問題で政権与党が窮地を迎えました。
この1年間、読者の皆さまの関心を集めた記事を振り返ります。会員以外のどなたでもお読みいただいた「無料記事」、サブスク会員の方々にご購読いただいた「有料記事」、それぞれのカテゴリーでアクセスが多かった順にご紹介します。
※ 2023年1月1日〜12月28日。グーグルアナリティクスでの計測に基づく。初出が2022年の記事は除きます
無料記事部門
5位:Colabo監査請求、大手メディア報道の顛末 〜 毎日は記者炎上、完全無視した新聞は?
22年の年末から今年の年明けにかけ、一般社団法人「Colabo」(代表理事:仁藤夢乃)の会計処理を巡る問題は注目。NPO法人への補助金をはじめとした公金の使われ方にSNS世論の関心が集まり、Colaboに擁護的な大手マスメディアとの世論の落差も話題になりました。
4位:故ジャニー喜多川氏の性加害、国会で話題「NHKは報じるつもりはあるか」
英BBCの報道をきっかけに日本の芸能界最大のタブーが崩壊。ジャニーズ事務所創設者による性加害疑惑の問題は、これまで及び腰だった大手メディアも手のひら返しで一斉に報道。政治家女子48党(当時)の浜田聡参院議員が国会でいち早く追及し、NHK側の対応をただした質疑をAI録音文字起こしのサービスを使い、速報で伝えた。
激務が続く学校の先生たちを部活動の指導から開放せよ、と訴えた村山恭平さん。現実的しかし大胆な視点の論考は、書き込まれたコメントは200を超えるなど大きな反響を呼び、その後の続編を合わせて3本のシリーズ化になりました。
2位:「見込み捜査中」に過ぎないのに、木原官房副長官の妻を“殺人犯扱い”する文春砲と報道関係者は大丈夫か
今年の夏以降、週刊文春が、木原誠二官房副長官(当時)の妻が前夫の不審死を巡り、警視庁から5年前に事情聴取を受けていたことをスクープし、波紋を広げました。文春は元捜査員を実名顔出しで担ぎ出したにも関わらず、捜査は進展しない事態に。この記事はメディア関係者でいち早く文春報道に疑義を唱えたものでしたが、当時はなかなか共感されることがなく、孤立無縁の“戦い”を強いられました。
1位:みんながモヤモヤ、慶応高の甲子園応援騒動、その“違和感”の正体
慶応高校が107年ぶりに夏の甲子園を制覇。ところがSNSではスタンドの慶応側の大応援を巡って賛否が割れる大議論になりました。なぜここまで話題になってしまったのか。慶応大学OBの種麹メーカー社長、村井裕一郎さんが考察した「違和感」の正体が、SAKISIRU創刊以来、最多となる大反響を呼びました。
有料記事部門
5位:区長の急死でまた波乱…東京・江東区長選“三国志”、いよいよ決戦へ
柿沢未途衆院議員の逮捕で、東京・江東区長選を巡る問題は年の瀬まで大揺れとなりました。江東区で30年来続く山崎家、木村家、柿沢家の覇権争いがあった歴史を「三国志」に例えた視点は、その後、追随する大手メディアが相次ぎました。テレビや新聞の注目度が高くない、地方選挙の政争劇ですが、大手の間隙を突き、わかりやすくダイナミックな記事は評判を呼びました。
4位:奈良県知事選、永田町で出回る情勢調査。維新の意外な強さはどこにあるのか?
今春の統一地方選で行われた奈良県知事選。自民党が保守分裂状態となり、維新の推す新人候補が勝利しました。SAKISIRUは選挙中、政党の世論調査データを入手し、取材も加味した情勢分析を独自報道。自民党の分裂劇は、保守派に人気の高市早苗氏の地元を揺るがす事態とあって関心は高く、有料記事の単品販売では過去最多の売れ行きとなりました。
3位:急展開のロシア「プリゴジンの乱」「ワグネルの反乱」とは何だったのか
6月23日、ロシアのウクライナ侵攻にも参加していた傭兵部隊ワグネル・グループによる反乱が勃発。プーチン政権内部の権力闘争が背景にあるとされる中、反乱を主導したワグネルの創設者エフゲニー・プリゴジン氏はベラルーシに退去した(プリゴジン氏はその後、8月23日に飛行機事故で死亡)。本記事は反乱2日後の段階で、戦略学者の奥山真司氏が3つの視点から分析。ロシア国内で戦術核が使用される可能性もあったことなど衝撃的な内容に反響がありました。
2位:ジャニーズ記者会見「司会」で注目、FTIコンサルティングって何者だ?
故ジャニー喜多川氏による性加害を巡り、国内外で注目されたジャニーズ事務所の記者会見。その記者会見を仕切ったことで注目されたアメリカの有名コンサルティング会社について、どのメディアよりもいち早く解説記事を掲載。この当初はさほどアクセスが多くなかったのですが、後になって「NGリスト」騒動が起き、多くの方にお読みいただきました。
1位:【特報】沖縄・屋那覇島の中国人買収騒動、元所有者の証言から浮かぶ“きな臭さ”
中国の女性起業家が日本の無人島を買ったことがネットで話題になり、SAKISIRUは日本のマスコミが本格的に伝える前から報道。さらにこの島の元所有者にどのメディアよりも早く接触に成功。以前から「トラブル続き」だった島の歴史を含め、リアルな話をお届けしました。
▪️
今年も残りわずかとなりました。ご存知の通り、SAKISIRUは24年から不定期掲載となりますが、これからも他のメディアが提起しない重要な問題があれば、折を見て随時発信してまいります。「半休」ではありますので、特集記事や専門家の連載記事、ウェビナーのアーカイブなど自信を持ってお届けする良質なコンテンツは引き続き掲載しております。
引き続きSAKISIRUをご愛顧いただければ幸いです。
SAKISIRU編集部
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