懲りないスシロー、「おとり広告」の次は “おとりキャンペーン”でまた炎上

店内で「生ビール半額」告知していたのに...
ライター・編集者
  • おとり広告が問題になったスシロー。今度は生ビール半額キャンペーンでトラブル
  • 全国31カ店で誤ってキャンペーン開始前にポスターで告知。ネットでクレーム続出
  • 8日には消費者庁に是正勧告。物価高を背景に名物の「1皿100円」の看板を…

「おとり広告」が問題となっていた回転寿司チェーンのスシローがまたまた批判を浴びている。

今度は生ビール半額キャンペーンだ。店内にキャンペーン告知のポスターが掲げられていたにもかかわらず、生ビールを注文したところ、キャンペーンがまだ始まっていないとして半額にならなかったという。ポスターには終了日しか記載されておらず、開始日はなかった。こうした状況であれば、普通はキャンペーン実施中だと思うもの。スシローの対応を不満に思った来店客がSNSで暴露。半額と認識して注文した他の客からも苦情が相次いでいた。

スシローの東京都内店舗(写真:アフロ)

ネット民「企業統治が機能していない」

こうした動きを重く見たスシローの運営会社あきんどスシローは13日、少なくとも全国31カ店で誤ってキャンペーン開始前にポスターで告知したと発表。「ご迷惑をかけ深くお詫び申し上げる」として、レシートと引き換えに差額を返金するという。だが、時すでに遅し、ネットには多くの批判が集まっている。

ツイッターで1店舗か2店舗くらいかと思ったら31店舗は多すぎ!この数から見てもスシローは企業統治がもはやまともに機能していないんじゃないかとさえ思った。

最近のスシローはやり方が下衆いな。普通は現場に出る前に気づくものなんだが。「よし、これで行きましょう!宣伝効果もバッチリですよ!」なんていう上層部の確信犯的なやり取りを疑うわな。

明らかにスシロー側の落ち度なのに、返金の条件がレシートとの引き換えという対応にも、誠意が感じられないと苦言も。

レシートがなくても、クレジットカードで支払ったなら、それから支払額や伝票も分かるはず。さらに、本気で返す気があるなら、監視カメラの映像でも誰がいつ何を注文したかの特定もできる。返す気があるのであれば、だが。

それにしても疑問なのは、店舗での対応。紛らわしいポスターでお客を誤解させたのは事実なのだから、キャンペーンが始まっていなくても「今回だけは特別に」と半額に値引きするのが、客商売としてごく普通の対応だろう。

これって、やっぱり日本人は謙虚な人が多いと言うか、お人好しと言うか……。私なら絶対に全額は払いません。半額分しか支払いません。

※画像はイメージです(sunabesyou /iStock)

初心を忘れてないか?

お客に満額支払わせて、よくぞ店頭でトラブルにならなかったものだと思う。キャンペーン開始日の記載がない告知ポスターを店内に堂々と掲示し、いざ支払いとなるとキャンペーンが始まっていないと割引せずに満額を支払わせるというのは、下手をすれば詐欺である。しかも、それが31もの店舗で行われていたというのだから、“組織ぐるみ”の匂いすらしてくる。「確信犯」と疑われても仕方がない。これではおとり広告ならぬ、“おとりキャンペーン”ではないか。

そもそもスシローはこの8日に、消費者庁から景品表示法違反(おとり広告)で措置命令を受けた問題で、親会社フード&ライフカンパニーズの水留浩一社長が月額報酬の3割を3カ月間、自主返上すると発表したばかり。全く懲りていないのだ。

このときは高級ネタである「うに」が110円の超低価格で提供されると、テレビで華々しくCMを打っていたにもかかわらず、いざお客が喜んでスシローに乗り込むと品切れだった。「早々と売り切れてしまったためで故意ではない」とスシロー側は弁解するが、在庫がないのに広告を出し続け、お客に在庫切れを通知しなかった。何も知らずに来店したお客はお目当てだった広告の品がないため、仕方なく他のネタの寿司を食べてしまう。これがおとり広告たる所以である。生ビール半額キャンペーンと同様の“手口”だ。

原材料や物流費などのコスト増に加え、急激な円安の影響もあり、回転寿司業界は厳しい状況にある。業界1位のスシローにしても同様で、この10月から10~30円の値上げに踏み切る。これにより1984年の創業以来、38年間続いてきた100円(税抜)の皿が、ついになくなってしまう。同じような不祥事を繰り返すスシローだが、回転寿司の基本ビジネスモデルとも言える「1皿100円」の看板を下ろすことで、初心を忘れてしまったのではないか。

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