立民の木原官房副長官問題「政局化」に呆れる声、自民・平氏「人権侵害の片棒を…」

「週刊誌ネタで政局の暇が有るのか」(追記あり)

週刊文春が木原官房副長官の妻の前夫の不審死や再捜査の中止を報じている問題で、立憲民主党は31日、警察庁と内閣官房の担当者を呼び出し「国対ヒアリング」を8月1日に行うことを明らかにした。木原氏に対しても質問状を送り、ヒアリングの出席を要請したが、ネット上で批判的な反応も出た。

ジャニーズ性加害問題で国対ヒアリングを行う立民の山井氏ら(5月、画像は立民サイト)

ヒアリングの名目として、立民は①露木康浩警察庁長官が「事件性がない」と述べた7月13日の記者会見、②木原氏が1か月余り記者団の取材に応じていない問題--を挙げた。山井和則国対委員長代理と後藤祐一国対副委員長が午前11時30分から15分程度行うという。木原氏への質問状回答期限は同10時だが、応じる可能性は低いと見られている。

このニュースにX(旧ツイッター)では、立民支持者から「今が攻め時。 岸田がどう動くか見てみたい」などの期待を寄せる声もあるが、「週刊誌ネタで政局をぶっ込んでる暇が有るのか」「人権侵害側に加担する立民」などの批判の声や呆れたような反応が相次いだ。立民は6月、文春などが報じてきたジャニーズ事務所の性加害疑惑についても国対ヒアリングで取り上げたが、この時もネットで批判的な声が多かった。

立民の広報文をアップした維新の音喜多政調会長は「やはり政局にされるつもりなんですかね…(溜息)」とうんざりした様子。音喜多氏の投稿に反応した自民の平将明衆院議員も「立憲大丈夫か? 人権侵害の片棒を担ぐことになるのでは?」と呆れていた。

【追記18:30】木原氏の報道を巡る立民による国対ヒアリングは1日午前実施された。テレビ朝日によると、警察庁は「木原氏を含め、総理官邸関係者からも接触はなかった」と回答。木原氏はヒアリング出席には応じなかったが、質問状に対し「報道については刑事告訴しており、これ以上の人権侵害が行われないよう理解をお願いする」と要請した。

 

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