なぜ今「経済安全保障」なのか?米中対立が抱える大きな矛盾

【連載】鈴木一人教授「ほんとうの経済安全保障」を語ろう #1
ライター・編集者
  • なぜ今「経済安全保障」なのか?東大大学院の鈴木一人教授に聞くリアル
  • 自由貿易を「政治的に断ち切る」動き。米中対立が抱える「大きな矛盾」とは?
  • イメージや誤解のある「経済安全保障」を徹底解説する連載初回

 

国際政治から外交・安全保障、テクノロジーや産業政策に至るまで幅広い概念を包括する「経済安全保障」。「エコノミック・ステイトクラフト(ES)」と呼ばれることもあるが、厳密には両者には違いがあるという。また「半導体産業復活!」「中国締め上げ!」といった一面的イメージの流布も問題視する。国際政治経済学、そして宇宙政策など科学技術政策論に詳しい東京大学公共政策大学院の鈴木一人教授に「ほんとうの経済安全保障」を聞いた。

ppengcreative / iStock
ppengcreative / iStock

自由貿易を「政治的に断ち切る」動き

――担当大臣ポストも出来、22年には一括法案の国会提出も見込まれている「経済安全保障」。なぜ今、強く求められるようになったのでしょうか。

この記事は会員限定です。ぜひご登録いただき、続きをお読みください。サブスクなら読み放題です。

関連記事

編集部おすすめ

ランキング

  • 24時間
  • 週間
  • 月間

人気コメント記事ランキング

  • 週間
  • 月間

過去の記事