ウクライナの民間病院にクラスター爆弾着弾 !?「民間人は傷つけない」は嘘だった

現地から生々しい情報続々と...
ライター/SAKISIRU編集部

イギリス発の国際的な調査報道サイト「べリングキャット」のメンバーで、紛争地におけるデジタルコンテンツ分析の専門家、ニック・ウォーターズ氏のツイートが注目を集めている。

病院近くに着弾?(Twitter@N_Waters89)

ウォーターズ氏は、日本時間24日深夜、ウクライナの病院近くにミサイルと見られるものが着弾したことをツイートした。

NEXTA report from Ugledar that 4 people were killed and 10 wounded after a strike next to a hospital. Images shows damage next to the hospital at 47.775609, 37.239673, as well as the tip of what appears to be a Tochka ballistic missile.(NEXTAによれば、病院への攻撃で4人が死亡し、10人が負傷した。画像は病院の損壊と弾道ミサイルと見られる兵器の先端)

NEXTAはベラルーシの反政権派が運営する動画チャンネル。ベラルーシの現政権は親ロシア派で、今回のウクライナ侵攻にもロシア側に協力したとして、欧米ではベラルーシへの経済制裁を求める声も出ている。

続いてウォーターズ氏はウクライナ東部の紛争情報を配信している「Ukraine Weapons Tracker」のツイートを引用する形で、「Full ID of munition here. N.B: this indicates a cluster munition was used to strike an area immediately next to a hospital.(さきほどの兵器の先端のIDがこちら。病院を攻撃するためにクラスター爆弾が使われたことを示している)」とツイートした。

クラスター爆弾は広大な範囲に、無差別に子爆弾を撒き散らす爆弾で、民間人に大きな被害を与える。そのため、クラスター爆弾の使用を禁じた国際条約(オスロ条約)があるが、ロシアは条約に加盟していない。

プーチン大統領はウクライナへの軍事侵攻に際して複数のロシアメディアに「民間人には危害を加えない」と述べていた。しかし、使用した武器から、そして使用した場所から、それがまったくのデタラメだった可能性が濃くなっている。

ウォーターズ氏以外にも、ウクライナの状況をツイッターで報告するユーザーは少なくない。

ウクライナへの支援を呼びかけるアカウント「stand with Ukraine」は、「I don’t have words(言葉がない)」とツイートし、超低空で民家に迫るロシア軍機の動画を掲載した。

普段は中東を取材拠点にしているニュースサイト「Aurora Intel」は、「ビデオは、キエフからわずか15kmをするロシア軍のヘリコプター」とツイートし、首都・キエフからわずかな場所をロシア軍ヘリが我が物顔で飛行している動画を掲載した。

ロシアの防衛政策を専門に研究するロブ・リー氏は「Russian soldiers have raised the Russian flag over the Kakhovka hydroelectric power plant.(ロシアの兵士は、カホフカ水力発電所にロシア国旗を掲げた)」とツイートし、ウクライナ南部ヘルソン州にあるカホフカ水力発電所の屋上に、ロシア国旗を掲げるロシア兵の動画を配信している。

ジャーナリストのAndreï VAITOVICH氏は「Oujhorod, situé à la frontière avec la Slovaquie. Image de désespoir.(スロバキアとの国境に位置するウジホロド)」とツイートし、隣国・スロバキアに脱出しようとしているウクライナ国民の渋滞の車列を動画で紹介した。

また、軍事情勢や兵器の分析サイト「Oryx」はウクライナとロシアの兵器が破壊された記録を淡々とツイートし続けている。25日午前9時時点ではウクライナで破壊された軍用機などの兵器の数はウクライナが40、ロシアは27だという。

そんな中、アメリカのニュースサイト「BNO News」は、「BREAKING: Loud explosions heard in Ukraine’s capital(速報:ウクライナの首都で大爆発が聞こえた)」とツイートした。軍事攻撃の開始からからわずか1日足らずで、ロシアはウクライナの首都・キエフにまで侵攻したのだろうか。情報が錯綜し、フェイク情報も乱れ飛ぶ中で、ウクライナ国民が最も心配しているだろう大都市での市街戦に早くも直面してしまうのか。続報を待ちたい。

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