世田谷区長選、“自然左翼”な保坂区長の命運を握る意外な人たち

【後編】世田谷区長選「波乱」の兆し
報道アナリスト/株式会社ソーシャルラボ代表取締役
  • 「伏兵」登場で注目の東京・世田谷区長選を展望する後編
  • ツイッターで直接対決。空中戦巧者の保坂氏の本当の強さの秘訣
  • 趨勢を決めそうなのがあの党の動き。内藤氏は切り崩せるか

「伏兵」が現れたことで突然面白くなり始めた東京・世田谷区長選。ここまで3期12年務めてきた元社民党国会議員の保坂展人氏に対し、自民党が推す候補者が全く歯が立たなかった中で、こんどは自民と維新が異例のタッグを組んで元財務官僚の29歳を擁立、フレッシュな見た目とは裏腹に“老練”な政策通ぶりで、当初の予想以上に評価を上げている前編はこちら

保坂氏(左、地方創生図鑑)に挑む内藤氏(公式サイト)

文春・新潮のW砲撃にも区長強気

とはいえ、現職はかつては衆院議員を3期経験、朝日新聞に持ち上げられ、知名度も高い67歳のベテラン政治家だ。世田谷ならではのリベラルな政治風土で「牙城」とも言える地盤を擁し、公用車の利用や区長室用の高級家具購入について、文春・新潮のダブル砲撃を食らっても強気の構えを崩さない。大きく出られる背景と、したたかな再選戦略を読み解きながら、区長選の鍵を誰が握るのか分析してみたい。

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