北海道の地域紙「稚内プレス」が大炎上。国際女性デーに配信したDV“告白”記事に批判殺到

「倫理観は大丈夫なの?」「今は令和」
ライター/SAKISIRU編集部

3月8日は国連が定めた「国際女性デー」ということもあって、8日から9日にかけて、新聞各社は関連した記事や社説を発表した。

そんな中、国際女性デーに合わせて配信した記事が大炎上している新聞社がある。北海道の北端、稚内市に拠点を置く、稚内プレスだ。戦後間もない昭和25年(1950年)に創刊したタブロイド判日刊紙で、日本ABC協会によると、発行部数は6849部(2017年時点)。

北海道・稚内市にある稚内プレス社屋(撮影2016年 Wikimedia:CC 表示 3.0)

今回、ネット上で大炎上しているのは、「時の話題」と題したコラム記事。実質的な「社説」と見ていいだろう。9日の記事は「国際女性デー」の見出しで、「今でこそ男女平等が当り前になったが、戦前、戦後の一時期までの女性の社会的地位はかなり低く」といった書き出しから始まる。

記事では冒頭から、「日本は女性の地位向上という観点では後進国と言っても過言でなかろう」と大上段から日本の女性政策を批判している。しかし、この記事を書いた記者は「女は子どもを産み家庭を守ればいい」と数年前まで述べ、妻に「一人じゃ何もできないくせに」と蔑まれたこともあるのだそうだ。

この記者はそれどころか、「生意気な事を言った身内の女性には実際手を上げたことがあった」とサラッと過去のDVを“告白”している。ちなみに、40年間弱の結婚生活で妻には一度も手を挙げたことがないそうだが、その理由がふるっている。妻は、「生意気な事を言わなかったから」手を挙げなかったと、誇らしげに綴っているのだ

記事は、「現代女性の学業レベルは男性を凌ぎ高校でも大学でも優秀な人材はごまんといる。その女性達が社会の一線で活躍できなければ日本にも稚内にも未来は無いということだ」と結ばれているが、「どの口が言うか」と感じた人は少なくないだろう。

案の定、ネットでは大炎上した。

配偶者に手を上げなかったことを自慢するばかりか女性に暴力を振るったことまで開陳するなんて…稚内プレスとかいう地方紙の倫理観よ

元記事を全部読むと「こんな記事を掲載して、稚内プレスの倫理観は大丈夫なの?」という感想しかない。

20世紀後半の価値観としても古いのに今は令和ぞ、稚内プレス。

時代遅れの高齢者から高齢者への提言、そりゃ地方衰退するわ案件

優秀だとしても〝生意気な事〟を言う女性は手を上げるんでしょ。突っ込み所満載だな

この記事が、国際女性デーを記念して書いた記事とは俄かに信じられない。DVを公言してますが大丈夫ですか。これを正当化できる男性の優越意識ってどこから来るのでしょうかね。

記事の配信から1日あまりが経った今でも、稚内プレスのホームページは繋がりにくい状態が続いている。

それにしても、なぜ炎上することが分かり切っている記事の配信を社内の誰も止めなかったのか。人手不足で止められるような体制ではないのか、それとも、記事を書いたのが他の人が止められるような立場の人物ではなかったのか。このままでは、稚内プレスの総意として全国に広まってしまうのではないだろうか。

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